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9月1日から航空機内のケータイ使用、「機内モード」なら常時OKに

 国土交通省は7日、航空機内での電子機器類の使用制限を見直し、9月1日から緩和する方針を発表した。

 これまでは、航空機のドアクローズ時に、使うと通信用の電波が発生する電子機器(携帯電話、パソコン、無線式ヘッドホン、無線式マウスなど)の使用を禁止してきた。また、着陸態勢に入る前の上空飛行中のみ、機内モードで機内Wi-Fiシステムに接続する機器や電波を発生しないゲーム機、パソコン(電波オフ)、カメラ、音楽プレイヤーの使用であれば可能としてきた。

 今回の制限緩和にともない9月1日からは、これらの電子機器の利用を常時使用可能とする。ただし、携帯電話やスマートフォンは機内モードに設定していることが条件で、通常モードの携帯電話やトランシーバーなどでは今後も利用禁止となる。機内モードで機内Wi-Fiシステムに接続する電子機器類(携帯電話、スマートフォン、タブレット)や、機内の電子機器同士で無線通信(Bluetoothなど)を行うマウスやヘッドフォンなどの電子機器類の使用が常に許可される。

 また着陸後に、滑走路から誘導路に移動した状態であれば、ドアオープンを待たずに全ての電子機器の使用を許可する。

 ただし、電波に対する航空機の耐性がそれぞれ異なるため、各航空会社の判断により時間帯の制限区分が異なる場合があるとしている。

川崎 絵美