ニュース

ドコモメールがWebメールとIMAP対応、迷惑メール対策も

 NTTドコモは、スマートフォン向けメールサービス「ドコモメール」を拡充し、17日より新たな機能を提供する。Webメールとしてブラウザから利用できる機能、IMAP4に対応して、一般的なメールソフトから利用できる機能が用意される。また迷惑メール対策も導入される。

 利用時には、docomo IDとパスワードが必要。追加料金はかからない。一方、迷惑メール対策は有料オプションの一環として提供される。

Webメール

 ドコモメールは、メール本文がサーバー上に保管され、スマートフォン側で同期して利用できる。今回の機能拡充で、新たにWebメールとして利用できるようになる。こちらは17日0時から利用できるようになる。

 専用サイトにログインすると、ブラウザ上でメールの作成や閲覧が可能となり、デコメ絵文字を使った装飾も可能。送受信したメール、フォルダ内容は同期され、他の端末から内容を確認できる。利用時には、事前に「My docomo」などから「docomo ID利用設定」をONにしておく。

対応OSブラウザ
Windows XPInternet Explorer 7/8
Firefox 23以上
Chrome 29以上
Windows 7Internet Explorer 8/9/10
Firefox 23以上
Chrome 29以上
Windows 8Internet Explorer 10
Mac OS X Mountain LionSafari 6

IMAP対応

 IMAP4(Internet Message Access Protocol Version 4)は、メールを利用するプロトコルの一種。複数の端末からメールサーバー上のメールを利用する際、未読かどうかなど、メール関連の情報をメールサーバー上で管理して、マルチデバイスで利用しやすくする。

 17日4時からIMAP4対応のメールアプリ/ソフト上で、ドコモメールが利用できるようになる。利用時にはdocomo IDや接続先のサーバーアドレスなどを入力する。

迷惑メール対策

 17日からは、新たに「迷惑メールおまかせブロック」が提供される。これは、ドコモメールで受信したメールの内容を自動解析して、迷惑メールと判定すると別のフォルダへ隔離するというもの。ユーザー側で複雑な設定をする必要はない。判定エンジンはシマンテックの「Symantec Message Filter」を採用。

 ウイルスチェックなどを行う有料サービス「あんしんネットセキュリティ」(月額200円)、補償サービスやネットセキュリティなど複数のサービスをまとめて利用できる「あんしんパック」(月額630円)のユーザーであれば、追加料金なしで利用できる。

 ドコモ電話帳と連携して、登録されているメールアドレスからのメールのみ受信する機能、特定のアドレスを迷惑メールと判定しないようにする機能が利用できる。

 このほか、従来の迷惑メール対策は引き続き提供される。ドコモでは「あわせて利用することで、よりきめ細やかな迷惑メール対策が可能になる」としている。

関口 聖