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au 4G LTE、10月下旬に「下り最大150Mbps」~当初は千葉の一部

 KDDIと沖縄セルラーは、10月下旬より、LTE方式の「au 4G LTE」において下り最大150Mbpsのサービスを開始する。当初は千葉県の一部エリアでのスタートとなり、順次エリアが拡大する。

 当初の対応機種は、2013年冬モデルとして発表されたスマートフォン6機種とタブレット1機種。これらの機種は、LTE方式のなかでもカテゴリー4と呼ばれる規格に対応した機種。カテゴリー4では、電波を20MHz幅使うことで、下り最大150Mbpsで通信できるようにする。

会場内に基地局が設置され、下り150Mbpsの通信をデモ
概要

 auでは、2.1GHz帯で高速サービスを提供する方針。2.1GHz帯は3Gサービスにも利用されており、3Gの利用がさほど多くない場所であれば、LTE用に20MHz幅を確保して高速サービスを提供する。場所によっては、20MHz幅ではなく、15MHz幅でサービスが提供されることもある。まずは千葉県の木更津において、下り最大150Mbpsのサービスが提供される。

 先述したように、3Gサービスの利用が多い場所では、LTE用に20MHz幅を確保することが難しい。そのため都心部での下り最大150Mbpsでのサービスがいつになるか、あるいは下り最大150Mbps対応エリアの展開スケジュールなどは、3GからLTEへの移行状況によるため、現時点では一概には言えないとのこと。auのWebサイトでは対応エリアの住所をリスト化して随時、公開していく。

関口 聖