NAVER、アドレス帳活用のコミュニケーションサービス「LINE」


 ネイバージャパン(NAVER)は、スマートフォンのアドレス帳に登録した友人・知人とやり取りできるコミュニケーションサービス「LINE」の提供を開始した。利用料は無料。iPhone、Android向けアプリが提供されるほか、スマートフォンから従来型の携帯電話(フィーチャーフォン)を招待してやり取りすることもできる。

 「LINE」は、アドレス帳データを参照して、友人・知人とやり取りできるコミュニケーションサービス。アプリをダウンロードすると、ユーザー自身の電話番号を入力し、SMSで送られてくる認証番号を入力する。SMSを受信しないようにしている場合は、電話での認証も可能で、この際、通話料はかからない。「LINE」ユーザー同士であれば、電話番号を元にすぐ「友だち」リストに登録される。ユーザー登録していない友人に対しては、Eメールで招待できる。フィーチャーフォン向けのアプリは用意されていないが、スマートフォンアプリの「おすすめ」欄から招待されると参加できる。なお、招待のメールは「naver.jp」というドメインから送信される。現在配信されているアプリでは、一度招待した相手は「おすすめ」のリストから消えて、再送できないが、近日仕様が変更され、再送できるようになる見込み。また設定メニューにある「友達をLINEに招待」から招待すると、アプリのダウンロードへ誘導される形となる。

 TwitterやFacebook、mixiといったソーシャルサービスと比べ、アドレス帳データを元に友人・知人を招待できることから、よりプライベートな仲間内でのコミュニケーションに向けたツールとされている。同社では年内に100万ユーザーの獲得を目指す。

 

(関口 聖)

2011/6/27 14:07