ドコモやエリクソンなど、IMS利用の共同実験に成功
NTTドコモ、アルカテル・ルーセント、エリクソン、富士通、NEC、ノキア シーメンス ネットワークスの6社は、IMS(IP Multimedia Subsystem)方式のネットワーク上で、付加価値サービスを実現するための仕様を策定し、共同で行った実証実験に成功した。
「IMS」とは、携帯電話・固定回線向けの次世代サービス技術。ネットワーク上の端末やサービスを全てIPベースで取り扱う。今回6社が定めた仕様では、IMSのネットワーク内に画像処理などを行う装置を設置して、サービスを拡充できるというもの。カラー写真を送信してモノクロ写真に変換したり、日本語のテキストメッセージを英文に翻訳したりするといったサービスが実現できるようになるという。
6社では今後、業界団体の「GSMアソシエーション(GSM協会、GSMA)」のRich Communication Suite(RCS)グループにおいて、新技術仕様の1つにするよう活動していく。ドコモでは「6社が協力したものということで、標準化されれば、他キャリアを含め、業界全体で使っていただけるのではないか」と説明している。
2009/9/7 15:35