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QualcommとHUMAIN、「Snapdragon X2 Elite」搭載AIパソコン発表
2026年9月3日 00:00
QualcommとサウジアラビアのHUMAINは、次世代AIパソコン「Horizon Ultra」を発表した。サウジアラビアのイベント「LEAP 2026」で現地時間8月31日に披露されたもので、法人向けに9月20日に発売される。また、HUMAINが構築するAIインフラに、Adobeが自社のAIワークロードを移行することもあわせて発表された。
18コアの「Snapdragon X2 Elite」搭載
HUMAINのHorizon Ultraは、「Snapdragon X2 Elite」を搭載したAIパソコン。同チップセットは18コアの「Qualcomm Oryon」CPUに加え、GPU「Adreno」とNPU「Hexagon」を統合しており、デバイス上でAI処理を完結させるオンデバイスAIに特化した設計となっている。
Horizon Ultraは、過去12カ月にわたりQualcommの支援を受けながら、AIを直接デバイス上で実行できる新たなパーソナルコンピューティングの実現を目指して開発されてきた。
専用のAI処理エンジンをPC本体に内蔵したことで、より高速で応答性の高いAI体験を実現。機密データなどをデバイス内にとどめたままローカル環境で処理できるため、プライバシー保護やデータ主権の要件が厳しい法人用途に適している。
処理能力が不足する作業においては、シームレスにクラウド上のAI環境へ拡張する機能も備える。
初期モデルのOSにはWindowsを採用する。販売・提供パートナーはサウジアラビアのAlFalakで、法人向けに展開される。さらに2027年には独自の「HUMAIN OS」を導入する計画を明らかにしており、デバイスとAI機能のより深い統合を進めるとしている。
AdobeのAIワークロードをインフラに移行
パソコンの発表とあわせ、HUMAINが展開するAIインフラを利用し、Adobeが自社のAIワークロードを移行する取り組みも発表された。HUMAINはサウジアラビア政府系ファンドの傘下企業。グローバルなソフトウェア企業によるHUMAINプラットフォームへの移行は初の事例となる。
Adobeは、中東地域向けのAIデータキャプション処理におけるワークロードをHUMAINのインフラに移行する。同インフラはQualcomm「Dragonfly」のAIアクセラレーターを搭載しており、企業規模の膨大なAI処理に対応する。これにより、コンピューティングとデータの保持をサウジアラビア国内で完結できるようになる。

