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povo2.0説明会で3つの施策を発表、「高品質なau回線でメイン回線の『つながらない』をお助け」とアピール

povoのキャラクターとKDDI Digital Life代表取締役社長の濱田達弥氏

 KDDIとKDDI Digital Lifeは18日、同社のオンライン専用プラン「povo2.0」のサービス説明会を開催した。説明会では、期間を定めずに提供する“いつものトッピング”のラインアップとして「データ追加1.32TB(365日間)」(3万9240円/回)と月額制の“サブスクトッピング”として「【サブスク】データ追加0.5GB」(月額600円)、新規契約者向けのキャンペーンが発表された。

 説明会には、KDDI Digital Life代表取締役社長の濱田達弥氏が登壇し、ユーザーニーズを取り入れた「au品質で使えるサービス」としてアピールした。

高品質なau回線

KDDI Digital Life代表取締役社長の濱田達弥氏

 濱田氏は、KDDIとしてauとUQ mobile、povoの主に3つのブランドでサービスを展開しているとし、料金体系やコンセプトに違いがありながらも「3つのブランドで共通していることは、『au回線を使っていること』」と強調する。グローバルで携帯電話回線の体感品質を評価する「Opensignal」の調査から同社は「auはつながる体感ナンバーワン」としており、濱田氏は「通信事業を行う上で最も根幹になる通信品質で『つながる体感』を提供することが3ブランド共通の価値だ」と語る。

 povo2.0では、「基本料金0円」というユニークな料金体系でスタートし、ユーザーのライフスタイルに合わせて1GB~360GB(いつものトッピング)のさまざまなトッピングを用意している。濱田氏は「povoがスタートしてからの5年間、通信業界もさまざまな変化が生まれている。ユーザーニーズも進化している」と指摘。

 たとえば、ローソンで購入できる「ギガチャージカード」は、2025年3月から2026年3月の1年間で購入枚数が約9倍まで伸長している。ローソンや関東私鉄駅でデータ容量がもらえる「povo Data Oasis」など、さまざまな取り組みで顧客満足度評価も高いという。

 これらの取り組みや評価もあり、「povoをメイン回線として利用するユーザーが非常に増えてきている」と濱田氏は説明する。それを裏付けるデータの1つとして濱田氏は、他社からの乗り換え(MNP転入)で契約者数の推移を挙げる。2024年下期と2025年下期でMNP転入で新規契約するユーザーの数を比較すると約1.9倍に増加している。

 また、通信業界の変化という側面でも、「iPhoneのeSIMによるデュアルSIM対応」や「SIMロックの原則廃止」、「MNPワンストップ制度」など大きな変化があった。近年では、最新のiPhone「iPhone 17」シリーズでは物理SIMスロットが廃止となりeSIM専用になった。povo2.0ではサービス開始当初からeSIMをサポートしており、濱田氏は「povoのコンセプトと市場環境がマッチしてきた」と分析する。

回線品質を理由とした“デュアルSIMユーザー”が増加

 また、濱田氏は「デュアルSIMとして利用するユーザーが増えている」と指摘する。

 同社契約者の中でも、2025年5月から2026年5月にかけてデュアルSIMとしての利用が約1.5倍に伸長してきている。デュアルSIM運用にする理由として、「災害や通信障害時に利用したい」「メイン回線の品質が悪いときに利用したい」が上位に挙げられている。また、デュアルSIM運用しているpovoユーザーでは、8割近くがほかのキャリア回線と組み合わせて利用している。同社の調査では、回線品質に対する満足度で大きな差が生じている現状もあり、「通信品質への不満」や「通信品質を気にする」ユーザーが増えてきていると話す。

 濱田氏は、「アジアの国では、1つの端末に複数のSIMを入れて運用し、ライフスタイルに応じて使い分ける方法が一般的だ」とし、こうした「メイン回線の回線品質」に課題があるユーザーを取り込むべく、今回の新しいトッピングやpovoの回線品質を試せるキャンペーンを開始するとその意義を説明した。

2つの新トッピングと1つのキャンペーン

 今回発表されたのは、先述の通り“いつものトッピング”「データ追加1.32TB(365日間)」(3万9240円/回)と月額制の“サブスクトッピング”「【サブスク】データ追加0.5GB」(月額600円)、新規契約者向けのキャンペーンの3つだ。

 まずは、6月19日から新規契約者向けのキャンペーンとして、「データ使い放題(24時間)」が10回分進呈される。新規契約時にキャンペーンコード「AUKAITEKI」を入力して申し込むと、「データ追加0.1GB(24時間)」(即時適用)と「データ使い放題(24時間)」10回分のプロモコードが進呈される。進呈は、期間中1人1回線まで。

 同日10時からは、月額制の“サブスクトッピング”「【サブスク】データ追加0.5GB」の提供が開始される。通話+データSIMを契約しているユーザーが対象で、メイン回線を利用しながらpovo2.0回線をサブとして契約しておきたいユーザー向けに提供される。

 そして、7月1日からは、povo2.0として最大容量のトッピングとなる“いつものトッピング”「データ追加1.32TB(365日間)」の提供が開始される。1カ月あたりにならすと110GB/月を月額3270円で利用できるイメージとなる。また、Amazonプライム(1年間)とセットになったトッピングも4万2740円で提供される。どちらもペイディによる12回までの分割払いでも購入できる。

顧客満足度向上への取り組みも続けていく姿勢

濱田氏

 今回は「高品質なau回線を使ったサービス」を前面に押し出した説明会となった。au回線と全く同じなのか? という記者からの質問には「システム面で全く同じとは言えない」と話す。一方で、回線品質の向上には、KDDI全体で「チューニングの見直しなどを随時進める」としており、大容量プランやトッピングを導入しても回線品質に悪い影響が出ないようにするとした。

 同様に、auで提供されている「5G SA」については「導入を前提に検討を進めている」と濱田氏はコメント。eSIM転送や申し込み手順についても、「日頃から多く寄せられているユーザーの声を受け止め、改善に向けて都度検討している」(カスタマーエンゲージメント部長の葭内生悟氏)とし、顧客満足度向上への取り組みを進めているとした。

カスタマーエンゲージメント部長の葭内生悟氏

 また、他社とのパートナーシップや協業によるサービス展開について濱田氏は「現在、いろいろな協業の検討を進めている」とコメント。具体的な社名は明かされなかったものの、「いろいろな形でのパートナーシップを作り上げていきたい」と語った。