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MCPC、モバイルバッテリーの安全指針を策定 火災増加受け

 モバイルコンピューティング推進コンソーシアム(MCPC)は、近年増加しているモバイルバッテリー起因の発火・火災事故を受け、業界横断的な指針となる「モバイルバッテリー安全性・品質ガイドライン」を策定した。

 今回策定されたガイドラインは、設計・製造から流通・アフターサービス、廃棄・リサイクルに至る製品ライフサイクル全体を網羅した大分類12項目、小分類59項目で構成される。製造業者や輸入業者に対し、法令遵守だけでは把握しきれない製造プロセスの継続的な管理を求めることで、火災の未然防止を目指す。

 東京消防庁の資料によると、モバイルバッテリーによる火災事故は年々増加しており、直近では過去最多水準となっている。背景には、ネット通販などの普及により、製造や品質管理の体制が不透明な製品が流通していることが指摘されている。

プレスリリースに記載の東京消防庁の資料より

 MCPCでは、今回のガイドラインは法令に基づく認証や第三者認証を代替するものではなく、特定の製品や事業者の優劣を示したり、安全性・事故防止を保証したりするものではないとしている。今後は本指針に基づく評価方法や運用の具体化を検討し、将来的には公的規格化も視野に入れるという。