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楽天モバイル、「弓削丸」を船上基地局に 弓削商船高専と連携協定

 楽天モバイルと弓削商船高等専門学校は25日、練習船「弓削丸」を災害支援に活用するための連携協定を締結した。災害時には、海上からのアプローチ手段を確保し、通信インフラの早期復旧や資機材の輸送、活動要員への宿泊支援を行う。

弓削商船高専 内田誠校長と楽天モバイル BCP管理本部 磯邉直志本部長

 この連携協定は、楽天モバイルと弓削商船高専が持つ技術やノウハウを組み合わせ、災害時における「弓削丸」の有効活用を推進するもの。大規模な自然災害で道路が寸断された場合でも、海路を活用した支援体制の確立を目指す。

 具体的な取り組みとして、「弓削丸」を船上基地局として運用する。これにより、被災地での通信エリアを迅速に確保できる。また、復旧活動に必要な資機材を海上から運搬するほか、現地で活動する要員に対して船内での宿泊支援も提供される。

 また、発災時の即応体制を維持するため、年1回以上の共同訓練が実施される予定。机上訓練や実動訓練を通じて、連携の質向上を図る。

弓削丸

 「弓削丸」は、次世代の海技士を育成する船員教育用の最新鋭練習船として、2024年3月に竣工した。最新の教育機能を備える一方、設計段階から有事の「災害支援船」としての機能も盛り込まれている。なお、「弓削丸」にはKDDIも船舶型基地局としてau基地局を設置している。