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山岳ガイドが見たガーミンのGPSウォッチ「Instinct 3」とは、限定モデル「Alpine Rushコレクション」が4月1日発売
2026年3月24日 17:02
ガーミンジャパンは、タフネスGPSウォッチ「Instinct 3」から数量限定モデル「Alpine Rushコレクション」を4月1日に発売する。価格は7万1800円~、予約は3月25日から受け付ける。
「Instinct 3」は、高い耐久性能、長時間充電不要なバッテリー性能、高い分析力、パフォーマンスを管理できるアクティビティ機能を搭載。ユーザーが次に何をすべきかを提案するなど、普段使いはもちろんプロスポーツ選手まで、あらゆるユーザーに多彩な機能を提供する。
記者向けの製品説明会には、同社のアンバサダーの一人で山岳ガイドの伊藤伴氏も登壇し、山岳ガイドならではの「Instinct 3」の使い方などを語った。
高い精度と分析力を持つGarmin
Garminは、コンシューマー向けにスマートウォッチを提供しているが、法人向けには航空や船舶、自動車で利用されるGPS機器を販売している。創業からこれまでに累計2.9億台の製品を出荷しており、法人向け製品の技術とノウハウは、コンシューマー向け製品にも生かされている。
同社のスマートウォッチ製品の特徴は、「バッテリー性能」と「分析力」が挙げられる。24時間ユーザーのバイタルデータを計測するスマートウォッチでは、より長い間充電なしで利用できることが求められる。
同社製品では、連続したデータを取得できるロングバッテリー性能と、光学式心拍計やGPSなど高精度のセンサーを備えている。また、同社傘下のデータ分析会社「FIRSTBEAT」を通じて、ユーザーのバイタルデータを元に「次にどういう睡眠、トレーニングをすればいいか」を提案する機能を備える。担当者は「ハードとソフトの両方がハイレベルなので、データ精度には自信がある」と胸を張る。
Instinct 3
スマートウォッチ「Instinct 3」は、先述のバッテリー性能やデータ分析性能に加え、高い耐久性を備えている。
耐久性では、米国国防省の調達基準「MIL-STD-810」準拠の性能を持ち、水深100mの防水性能、耐高温/低温性能をサポートする。製品は、キズのつきにくいディスプレイに加え、メタル強化ベゼルとボルト止め構造を採用している。
バッテリー性能では、AMOLEDディスプレイ搭載モデルのマルチGNSSマルチバンドモードで最大約23時間、GPSを利用しないスマートウォッチモードでは最大約18日間連続利用できる。
モノクロディスプレイを搭載するDUAL POWERモデルでは、ソーラー充電機能を備えており、利用中も太陽光などで本体を充電する。ソーラー充電しながら使用する場合、GPSモードで最長260時間の連続使用ができ、スマートウォッチモードでは実質無制限に利用できる。
Instinct 3は、普段使いもしやすいAMOLEDモデルと、バッテリー性能を重視したDUAL POWERモデル、ステルス機能などを備えたTactical Editionをラインアップする。AMOLEDとTactical Editionでは、アナログ時計を備えたCROSSOVERモデルも用意している。
山岳ガイドにも必要不可欠な「Instinct 3」
同社では、より幅広いユーザー層へアピールするため、10人のアンバサダーを「TEAM INSTINCT」として起用している。今回は、その一人で山岳ガイドの伊藤伴氏が登壇した。
伊藤氏は、数日前にタンザニアから帰国したばかりだという。標高5895m、アフリカ最高峰のキリマンジャロの登頂を目指すユーザーのガイドをした。伊藤氏によると、キリマンジャロの登頂ルートでは、最初はサファリのように植生豊かな光景が見られるが、山頂に近づくにつれて砂漠のような光景に変わるという。「キリマンジャロは登頂中、毎日景色が変わる」と伊藤氏は語る。
「Instinct 3」では、登山アクティビティが用意されており、オンにすると距離や平均移動速度、心拍数、総上昇/下降高度を測定する。ルートはGPSで計測され、対応している登山コースではナビゲーション機能も利用できる。伊藤氏は、バッテリー性能について「充電の回数が少ない方がいい。夏場は基本半袖で活動しており、太陽が当たるのでほぼ充電せずに利用できる」と愛用のDUAL POWERモデルを触りながら語る。
今回の登頂では、高度気圧計や高度順応機能を活用された。今回ガイドしたユーザーは、富士山より高い山の登頂経験がなかったため、区切りのいい高度や富士山の標高を超えた際に、ユーザーを鼓舞して登頂をサポートしたという。高度順応について伊藤氏は「体質によるものが大きい。強い人は高度4000mで走れるが、弱い人は2000mでも頭が痛くなってしまう」と説明する。今回の登頂でも高度順応日を1日設け、安全な登山をアシストした。
普段から利用している機能の1つに「日の出/日の入」の画面を挙げる。日の出~日の入まで行動するなかで、日の入の時間を把握することで、宿営地を事前に決めておけるため、デフォルトの待ち受け画面の1つに設定していると語る。
また、登山のペース管理にも「Instinct 3」の心拍計を活用していると話す。伊藤氏は「ペース管理は重要だが、気候や路面状況、傾斜などでペース配分は異なる」とし、一定のペースを保つ指標の1つに心拍を活用しているという。
「Instinct 3」について伊藤氏は「最近身につけている人が多い印象。キリマンジャロ登頂時も、ガイドしたユーザーや、すれ違った人のなかに着けている人がいた」とコメント。すべての機能を使いこなすことはなかなか難しいとしつつも、山登り初心者からプロフェッショナルまで、あらゆるユーザーに使ってみてほしいと語った。









