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「Gemini」アプリから「Gemini 3 Deep Think」が利用可能に

 Googleは、Google AI Ultraの契約者向けに「Gemini」アプリで「Gemini 3 Deep Think」の提供を開始した。同モードは、推論能力が大幅に改善しており、最先端モデルでさえ苦戦するような複雑な数学、科学、論理の問題にも取り組めるという。

 「Gemini 3 Deep Think」は、「Humanity’s Last Exam」でツールを使わずに41%、また「ARC-AGI-2」ではコード実行ありで前例のない45.1%を記録するなど、各種ベンチマークで高いスコアを記録した。

 これは、高度な並列推論を用いて複数の仮説を同時に探索するためで、国際数学オリンピックや国際大学対抗プログラミングコンテスト(ICPC)世界大会で金メダルクラスの成績を収めた「Gemini 2.5 Deep Think」系の技術をさらに発展させているという。

 Google AI Ultraの契約者は、本日よりプロンプトバーで「Deep Think」を選び、モデルのドロップダウンメニューから「Gemini 3 Pro」を選ぶと、「Gemini 3 Deep Think」モードが試せる。