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アクションカムに“可変絞り”、DJI「Osmo Action 6」が登場 暗所にも強い新フラッグシップ
2025年11月18日 22:31
DJIは、アクションカメラの新モデル「Osmo Action 6」を発表、同時に発売した。直販価格は、本体とバッテリーなどがセットになった「スタンダードコンボ」が6万1270円、予備バッテリーや充電ケースが付属する「アドベンチャーコンボ」が7万7440円。
「Osmo Action 6」は、同社のアクションカメラとして初めて可変絞り(f/2.0~f/4.0)に対応した。周囲の明るさに応じて自動で絞りを調整できるほか、マクロ撮影などで被写界深度をコントロールしやすくなる。
イメージセンサーには、新開発の1/1.1インチスクエアCMOSセンサーを採用した。ピクセルサイズは2.4μm相当で、最大13.5ストップのダイナミックレンジを確保する。これにより低照度環境での画質が向上し、「スーパーナイトモード」では暗所でも最大4K/60fpsの撮影が可能となる。
新機能として「4Kカスタムモード」を搭載する。正方形に近いスクエアセンサーの特性を活かし、撮影後にアスペクト比をトリミングすることで、画質を損なわずに縦向き・横向き動画を生成。カメラを物理的に回転させる必要がなくなる。
動画性能では、4:3比率で最大4K/120fpsの撮影に対応するほか、1080p/240fpsの映像を補間して960fps相当で再生するスーパースローモーション機能も備える。色域は10-bit D-Log Mをサポートし、本体画面でのプレビューも可能となる。
主な仕様
バッテリー駆動時間は最大4時間。急速充電に対応し、約22分で80%まで充電できる。
本体には50GBのストレージを内蔵しており、メモリーカードがない状態でも記録が可能だ。本体の防水性能は水深20mまで、別売の防水ケース使用時は60mまで対応する。
音声面では、DJI Micシリーズ(Mic 2、Mic 3、Mic Mini)のトランスミッターを最大2台までレシーバーなしで直接接続できる。
別売アクセサリーとして、最短焦点距離を11cmまで短縮できるマクロレンズや、画角を182度まで広げるFOVブーストレンズなども用意する。
| 項目 | 仕様 |
| センサー | 1/1.1インチ スクエアCMOS(ピクセルサイズ 2.4μm相当) |
| レンズ(絞り) | f/2.0~f/4.0 可変絞り |
| 画角(FOV) | 標準:155°FOVブースト(別売レンズ使用):182° |
| 動画性能 | 最大 4K (4:3):120fpsスーパーナイトモード:最大 4K/60fpsスローモーション:最大 1080p/240fps(補間で960fps相当) |
| ダイナミックレンジ | 最大13.5ストップ |
| 手ブレ補正 | RockSteady 3.0 / 3.0+、HorizonBalancing、HorizonSteady |
| ズーム | 最大2倍(ロスレス) |
| カラー | 10-bit D-Log M |
| 内蔵ストレージ | 50GB |
| 防水性能 | 単体:20m防水ケース使用時:60m |
| 動作環境温度 | -20℃まで対応 |
| バッテリー | 種類:Osmo Action エクストリームバッテリーPlus(1950 mAh)駆動時間:最大4時間充電:約22分で80%まで急速充電 |
| オーディオ | 内蔵マイク:3基(ステレオ録音、風ノイズ低減)外部接続:DJI Mic 2 / Mic 3 / Mic Mini トランスミッターの直接接続(最大2台) |






