ニュース

アクションカムに“可変絞り”、DJI「Osmo Action 6」が登場 暗所にも強い新フラッグシップ

 DJIは、アクションカメラの新モデル「Osmo Action 6」を発表、同時に発売した。直販価格は、本体とバッテリーなどがセットになった「スタンダードコンボ」が6万1270円、予備バッテリーや充電ケースが付属する「アドベンチャーコンボ」が7万7440円。

 「Osmo Action 6」は、同社のアクションカメラとして初めて可変絞り(f/2.0~f/4.0)に対応した。周囲の明るさに応じて自動で絞りを調整できるほか、マクロ撮影などで被写界深度をコントロールしやすくなる。

 イメージセンサーには、新開発の1/1.1インチスクエアCMOSセンサーを採用した。ピクセルサイズは2.4μm相当で、最大13.5ストップのダイナミックレンジを確保する。これにより低照度環境での画質が向上し、「スーパーナイトモード」では暗所でも最大4K/60fpsの撮影が可能となる。

 新機能として「4Kカスタムモード」を搭載する。正方形に近いスクエアセンサーの特性を活かし、撮影後にアスペクト比をトリミングすることで、画質を損なわずに縦向き・横向き動画を生成。カメラを物理的に回転させる必要がなくなる。

 動画性能では、4:3比率で最大4K/120fpsの撮影に対応するほか、1080p/240fpsの映像を補間して960fps相当で再生するスーパースローモーション機能も備える。色域は10-bit D-Log Mをサポートし、本体画面でのプレビューも可能となる。

主な仕様

 バッテリー駆動時間は最大4時間。急速充電に対応し、約22分で80%まで充電できる。

 本体には50GBのストレージを内蔵しており、メモリーカードがない状態でも記録が可能だ。本体の防水性能は水深20mまで、別売の防水ケース使用時は60mまで対応する。

 音声面では、DJI Micシリーズ(Mic 2、Mic 3、Mic Mini)のトランスミッターを最大2台までレシーバーなしで直接接続できる。

 別売アクセサリーとして、最短焦点距離を11cmまで短縮できるマクロレンズや、画角を182度まで広げるFOVブーストレンズなども用意する。

項目仕様
センサー1/1.1インチ スクエアCMOS(ピクセルサイズ 2.4μm相当)
レンズ(絞り)f/2.0~f/4.0 可変絞り
画角(FOV)標準:155°FOVブースト(別売レンズ使用):182°
動画性能最大 4K (4:3):120fpsスーパーナイトモード:最大 4K/60fpsスローモーション:最大 1080p/240fps(補間で960fps相当)
ダイナミックレンジ最大13.5ストップ
手ブレ補正RockSteady 3.0 / 3.0+、HorizonBalancing、HorizonSteady
ズーム最大2倍(ロスレス)
カラー10-bit D-Log M
内蔵ストレージ50GB
防水性能単体:20m防水ケース使用時:60m
動作環境温度-20℃まで対応
バッテリー種類:Osmo Action エクストリームバッテリーPlus(1950 mAh)駆動時間:最大4時間充電:約22分で80%まで急速充電
オーディオ内蔵マイク:3基(ステレオ録音、風ノイズ低減)外部接続:DJI Mic 2 / Mic 3 / Mic Mini トランスミッターの直接接続(最大2台)
Amazonで購入