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Visa、スキャンして支払う「Scan to Pay」開始――アジア各国のQRコード決済と連携

 ビザ(Visa)は、QRコード決済ソリューション「Visa Scan to Pay」を開始した。アジア太平洋地域で導入され、主要な決済アプリやデジタルウォレットと連携し、数百万の加盟店でVisa決済が利用可能となるという。

 「Visa Scan to Pay」は、Samsung Wallet(日本を含むアジア太平洋8市場)、LINE Pay(台湾)、VNPT Money(ベトナム)、Woori Card・Hyundai Card(韓国)とサービスと連携する。

 また、中国本土のLakala、シンガポールのFOMO Pay、香港のOpenRiceなどのQRコード決済サービスとも連携を進めていく。

普段の支払い方法を海外でも

 Scan to Payの拡大により、ユーザーは普段から使い慣れたウォレットアプリを海外旅行先でも支払える。

 ビザにとっては、デジタルウォレットと世界中のVisa加盟店をつなぐ「Visa Pay」ローンチの一環として行われる。

 加盟店にとっては、既存のQRコード決済インフラをそのまま活用できる点がメリット。新たな端末導入などのコストを抑えつつ運用を簡素化でき、自国のデジタルウォレットを利用する外国人旅行者の決済に即座に対応することで、集客や事業成長につなげられるとしている。