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11月の「Pixel Drop」、AIによる通知要約や「Googleマップ」省電力モードなど
2025年11月12日 13:49
グーグル(Google)は、同社のスマートフォン「Pixel」シリーズ向けにソフトウェアアップデート「Pixel Drop」の配信を開始した。Pixel 7aシリーズ以降のPixelスマートフォンとPixelタブレットなどが対象。
今回のアップデートでは、AIを活用した新機能や、既存アプリの利便性を高める改善が多数含まれている。
メッセージで写真を「リミックス」、ユーザーの顔を編集する写真編集機能も
「Googleメッセージ」アプリで、どんな写真でも編集できる「リミックス」機能を追加した。本機能にはGeminiの画像生成・編集モデル「Nano Banana」が使用されている。
さらに「Googleフォト」アプリで、複数の写真を使った写真の修正ができる写真編集機能を追加した。たとえば、サングラスを付けている状態で撮った写真をサングラスなしに編集したい場合に、ギャラリーにあるラベルを付けて顔グループに整理した他の写真を使って画像を修正できる。本機能は、アメリカ合衆国のAndroidユーザーのみ使用できる。
「ウィキッド 永遠の約束」テーマパック
「ウィキッド 永遠の約束」テーマパックは、同作品にちなんだ壁紙、アイコン、システムサウンド、GIFでPixelをカスタマイズできるもの。フォー・グッド、グリンダ、エルファバの3つから選んで編集できる。
AIが通知を要約、詐欺メッセージも警告
AIによる通知の要約機能が新たに追加された。ロック画面や通知パネルに溜まった複数の通知をAIが自動で解析し、概要をまとめて表示。重要な情報や緊急性の高い通知を素早く把握できるようになる。
また、「Googleメッセージ」アプリでは、AIが詐欺の可能性を検知した場合にアラートを表示する機能も搭載された。フィッシング詐欺や不審なリンクへのアクセスを未然に防ぐのに役立つ。
さらに、家族や友人からのメッセージが優先的に通知される機能もアップデートされた。連絡先ウィジェットに危機バッジが表示され、重要なアラートを知らせる。
「Googleマップ」に省電力モード、バッテリー持ち改善へ
「Googleマップ」アプリには、新たに「省電力モード」が追加された。ナビゲーション使用時やアプリ起動中のバッテリー消費を抑えるよう最適化され、長時間の移動や旅行中でのバッテリー持ちを改善するという。
「通話メモ」が日本対応
これまで一部の国と地域で提供されていた「通話メモ」機能が、今回のアップデートで日本国内でも利用可能になった。
本機能は、デバイス上のGemini Nanoを使用して通話を録音し、メモを取り、文字起こしと要約を生成できるもの。
「マジックサジェスト」(英語名:Magic Cue)
「マジックサジェスト」は、同社が提供するAIアシスタント機能。プライバシー技術「Private AI Compute」を活用し、よりタイムリーな提案を提供可能となった。Geminiモデルのスピードとパワーをクラウド上で実現しながら、ユーザーセキュリティとプライバシーの保護を拡張する。








