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6月の「Pixel Drop」、新機能「Pixel VIPs」やAndroid 16など
2025年6月11日 12:29
アクセシビリティ機能がさらに進化
「拡大鏡」アプリでリアルタイム検索が可能になり、写真を撮ることなく周囲の情報をその場で確認できるようになった。たとえば、メニューの中から探している項目を入力し、スマートフォンをかざして動かすと、該当する部分が拡大表示され、画面上でハイライトされる。また、目的の情報を見つけた際には、スマートフォンが軽く振動して知らせてくれる。この機能は「Pixel Tablet」および折りたたみスマホを除く「Pixel 5」以降のスマートフォンに対応する。
さらに、Android 16を搭載した「Pixel 9」以降の端末とLE Audio対応の補聴器を接続することで、屋外でも快適に通話できるようになった。スマートフォンの設定から、補聴器のプリセット変更や周囲の音量調整も簡単に行える。
Gboardで生成AIステッカーが作成可能に
「Gboard」内で「Pixel スタジオ」を利用し、生成AIを使ったオリジナルステッカーを作成できるようになった。プロンプトを入力し、イメージに合うアイコンを選ぶだけで、アプリの切り替えなしにステッカーを送信可能。さらに、カメラロールから写真を選ぶと、背景が自動で削除され、ステッカーとして利用できる。この機能は英語、日本語、ドイツ語に対応し、「Pixel 9」シリーズで利用できる。
お気に入りの連絡先ウィジェット「Pixel VIPs」
新たに登場した「Pixel VIPs」ウィジェットを使えば、連絡先アプリから大切な人たちとよりスムーズにつながれる。WhatsAppのやりとりを含む最新の通話履歴やメッセージの確認、共有されていれば位置情報の表示も可能。誕生日などのイベントも通知され、VIPに設定した相手からの連絡はおやすみモード中でも受け取れる。「Pixel 6」以降の端末に対応し、通話履歴やメッセージなどのデータは端末上で処理されるため、外部に共有されることはない。
そのほか、「レコーダー」アプリの「クリア音声」がPixel 8シリーズに対応したほか、「Expressive Captions(表現豊かなキャプション)」機能が米国とオーストラリアで利用できるようになった。また、Pixel 9シリーズとPixel 8a向けに「バッテリーヘルスインジケーター」が展開されたほか、Pixel検索バーのAI検索機能や、GeminiアプリからVeo 3へのアクセス機能も追加されている。