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IIJmio、本人確認をマイナカードなどのICチップ読み取り方式に変更 1月中旬から

 インターネットイニシアティブ(IIJ)は、MVNOサービス「IIJmio」の契約時に行う本人確認手続きを、マイナンバーカードを用いた公的個人認証サービス(JPKI)と、ICチップ読み取り+容貌画像方式に変更する。変更は2026年1月中旬に実施予定。

 この変更は、携帯電話不正利用防止法の2026年度法改正に対応するもの。改正にともない、新規申し込み時の本人確認で、これまで採用していた「本人確認書類を撮影してアップロードする方式」は廃止され、より安全性の高いJPKIおよびICチップ読み取り+容貌画像方式が導入される。

 あわせて、マイナンバーカードやICチップの読み取りに対応したスマートフォン向けアプリ「本人確認 for IIJmio」も新たに提供する。アプリの本人確認機能には、Liquidが提供する「LIQUID eKYC」を採用している。

 JPKIは、マイナンバーカードのICチップに格納された電子証明書を利用し、オンラインで本人認証や契約書類の改ざん有無を公的に確認する方法。ICチップ読み取り+容貌画像方式では、運転免許証などのICチップを読み取ったのち、本人の顔を撮影し、ICチップに記録された顔写真データと照合することでオンライン本人確認を行う。

本人確認手続きの変更内容
変更前変更後
本人確認に必要なもの本人確認書類本人確認書類
NFC読み取り対応スマートフォン
「本人確認 for IIJmio」アプリ
本人確認書類
(いずれかひとつ)
マイナンバーカード
運転免許証
在留カード
被保険者証(国民健康保険/健康保険)
日本国パスポート+補助書類
その他
マイナンバーカード
運転免許証
在留カード
特別永住者証明書
住民票の写し
運転経歴証明(2026年3月まで)
本人確認方法書面の画像アップロード+後配送
書類の画像+容貌画像方式
JPKI方式
ICチップ読み取り+容貌画像方式
住民票写し送付+後配送
書類の画像+容貌画像方式(2026年3月まで)
本人確認を行うSIM種別
※変更なし
音声通話機能付きSIM/音声eSIM
SMS機能付きSIM
本人確認を行う契約・機能
※変更なし
新規契約
名義変更、SIM交換手続き
端末購入時の手続きなど