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「Nothing Headphone (1)」が日本市場で発売、4万円を切る価格

「Nothing Headphone (1)」を発売、モデルはNothing Japanの黒住吉郎氏

 Nothingは、フルワイヤレスヘッドホン「Nothing Headphone (1)」を8月28日に発売する。価格は3万9800円、同社公式ECサイトやAmazon.co.jpなどで販売される。

 表面は、Nothingのデザイン性をそのままに、アルミニウムを使用し堅牢性と軽量性を兼ね備えたデザインに仕上げられている。クッション部分は低反発ポリウレタン素材で、オイルやメイクに強くなっている。

KEFと共同開発した音響

 本機の音響は、英KEFとのパートナーシップにより設計されている。本体には40mmカスタムダイナミックドライバーが搭載されており、KEFのエンジニアや独自の開発ツールを活用し、どのようなモードでも、原音に忠実で豊かなサウンド作りがなされている。

 アダプティブノイズキャンセリング(ANC)機能では、内側外側に設けられたマイクを組み合わせて周りの環境に合わせてノイズを低減させる。また、外音取り込みモードも備えている。

 通話時などでも、ユーザーの声を少ないノイズで拾うノイズキャンセリング機能を搭載。2800万以上のノイズ環境シナリオでAIをトレーニングし、電車の中や街中など、どのような環境でも4つのマイクを使ってクリアな声を相手に届けられる。

 このほか、没入感高く楽しめるヘッドトラッキング機能やアプリによるイコライザー機能を備える。

物理キーによるコントロール

 本機には、3つの物理キーを備えており、直感的に操作できる。

 1つ目は「ローラー」で、マウスのスクロールキーのように回しながら操作したり(音量調整)、押し込んだり(再生/停止)することで操作できる。

 2つ目は「パドル」で、左右にスイッチのように倒すことで、前の曲/次の曲をコントロールできる。

 3つ目は「ボタン」で、スマートフォンアプリでユーザーの任意の機能が設定できる。標準では、音声AIアシスタントの起動に割り当てられている。

操作キーと端子は、右側にまとめられている

 また、独自の「Channel Hop」機能を割り当てられる。これは、さまざまなサブスクリプションサービスで組んだプレイリストをまとめられる機能で、ボタンを押すだけでさまざまなサービスのプレイリストに切り替えられる。Nothingのスマートフォンと接続していれば、Essential SpaceなどのAI機能を起動させる設定にもできる。

 本体にはこのほか、Bluetoothのペアリングキーと電源スイッチが備えられている。電源スイッチは、オン/オフがわかりやすいスライド式になっている。

そのほかの仕様

 Bluetooth 5.3に対応し、IP52相当の防塵防滴性能を備える。

 外部端子は、USB Type-Cと3.5mmオーディオジャックを搭載。無線(Bluetooth)と有線(Type-Cと3.5mm)からの入力をサポート、ハイレゾ音源の再生にも対応する。

 1回の充電で、最大80時間、ANC利用時で最大35時間の連続再生に対応。5分間の充電で最大2.4時間(ANC)再生できる。