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PCに「povo」を組み込む個人向けサービス「ConnectIN povo」、日本HPから第1弾製品
2025年7月31日 13:00
ConnectIN povo
ConnectINは、法人向けにパソコンへあらかじめ通信サービスを組み込んで提供するサービス。導入する企業にとっては、通信に関する料金・容量の管理が容易になるほか、導入企業のスタッフもテザリングやWi-Fiなしで通信できるようになる。
一方、今回の「ConnectIN povo」は、個人向けにパソコンなどとセットで提供される。povoのSDKを用いており、製品購入後に手続きを進めることで、povoの契約でauネットワークの5Gや4G LTEを利用できる。
パソコンが手元に届いた後、専用サイトへアクセスして、パソコンのシリアル番号やEID(32桁の識別番号)の下4桁を入力する。その後、アクティベーションコードをWindowsのeSIMコンソールへ入力すれば使えるようになる。
主要なカフェ・飲食店ではワイヤ・アンド・ワイヤレス(Wi2)の公衆Wi-Fiサービスへ自動的に接続する。
ローソンを訪問して手続きすれば通信量をもらえる「povo Data Oasis」も使える。事前に設定しておき、スマートフォン側でローソン訪問時の手続きを進める。
通信料セットでパソコンを買う
たとえば、第1弾の製品である日本HPのノートパソコンでは、有効期限5年間という300GBがセットになっている。通信料がいわばセットになった形でパソコンを購入することになる。
| 製品 | 価格 | 発売日 |
| HP EliteBook X G1i 14 AI PC | 573,650円~ | 7月31日 |
| HP EliteBook 8 G1a 13 | 434,170円~ | 8月4日 |
| HP ProBook 4 G1a 14 | 331,650円~ | 7月31日 |
日本HPのノートパソコンの場合、300GBが最初に組み込まれているが、povo2.0のトッピングを購入することもできる。たとえば24時間使い放題(330円)などを購入して、1日、通信量を気にせず使うといった形になる。
「ConnectIN povo」では、通信料そのものがいくらかは明らかにされていない。
ただ、povoで提供されている「365日60GB」が1万3200円。これを5年300GBにすると6万6000円になる。また、Wi2のWi-Fiサービスはスタンダードプランが月額500円であり、5年(60カ月)で考えると3万円になる。
2つの通信サービスは5年で10万円弱ということになるが、単純にそのまま上乗せされるわけではないという。







