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アップル、iPhoneの次期OS「iOS 26」を発表
2025年6月10日 03:55
アップル(Apple)は10日、WWDC 2025の基調講演で、iPhoneに搭載されるiOSの次期バージョン「iOS 26」を発表した。今回よりバージョンの命名規則が変更されている。
iOS 26は、新たに「Liquid Glass」と呼ばれる、半透明のデザインが採用される。周囲の光を反射、屈折させることで、コンテンツを際立たせ、アプリやウィジェットに躍動感がもたらされるとのこと。新たなデザインは、ホーム画面、ロック画面の両方に適用できる。
ロック画面では、時刻表示が流動的に調節されるほか、壁紙に3D効果を付けられるようになる。
各デフォルトアプリのデザインも刷新されている。
Webブラウザ「Safari」では、Webページが画面の上下いっぱいにまで流れるように表示されるようになり、更新や検索など、頻繁に使用するコントロールを下部にまとめることで、Webページの視認性を向上させる。
カメラアプリのUI(ユーザーインターフェイス)も変更され、簡素化される。これにより、ユーザーは撮影している瞬間に集中し続けられるようになる。
そのほか、Apple MusicやNews、Podcastアプリでは、タブバーが再設計されており、ブラウジング中は動的に縮小してコンテンツを最前面中央に配置、上にスクロールすると拡大する。Apple Musicアプリでは、歌詞翻訳機能も利用できるようになる。
電話
電話アプリは、お気に入り、最近使った項目、ボイスメールを1か所にまとめたレイアウトが新たに採用される。
発信者からの情報を収集し、ユーザーが電話に出るか否かを判断できるようになる通話スクリーニング機能も追加される。
メッセージ
メッセージアプリでは、不明な送信者からのメッセージがフィルタリングできるようになる。
不明な送信者からのメッセージは、自動的に専用フォルダに保存され、詳細情報を問い合わせたり、削除できる。
マップ
マップアプリでは、過去に訪れたことのある場所の履歴を記録する機能が追加される。レストランなどにいる場合、iPhoneが位置情報を検出し、マップ上で「訪問済み場所」として表示できるようになる。また、毎日通るルートをiPhoneが自動検出し、自宅や会社に向かう際に、好みのルートを提示したり、遅延情報や代替ルートの提案を行ってくれる。
Wallet
Wallet(ウォレット)アプリでは、Apple Payを使って買い物をする際、分割払いやポイント還元の選択ができるようになる。
搭乗券を登録した際には、フライトのリアルタイム情報の確認、共有ができるようになるほか、空港内のマップ、荷物の追跡に役立つ「探す」機能など、関連性の高い情報に、簡潔にアクセスできるようになる。
ゲーム
新たにゲームアプリも登場し、よくプレイするゲームのアップデート情報などが確認できる。ゲームアプリのサブスクに登録している場合は、ゲームアプリから管理も可能となる。「一緒にプレイ」タブでは、友人を招待し、スコアを競う「チャレンジ」機能が利用できる。
Visual Intelligence
Apple Intelligenceを基盤としたAI機能「ビジュアルインテリジェンス(Visual Intelligence)」も進化する。
iPhoneの画面に対応することで、閲覧している画面の情報を、瞬時に別アプリから検索できるようになる。
例えば、SNS閲覧中に気に入ったアイテムをそのまま検索し、購入画面に進んだり、画面に表示されているスケジュールをそのままカレンダーに追加するといった使い方ができる。