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UPQのスマホ「A01」のマイナーチェンジモデル「A01X」

 UPQは、SIMロックフリーのAndroidスマートフォン「UPQ Phone A01」のマイナーチェンジモデルとして、ストレージや液晶側のボディカラーなど一部仕様を変更した「UPQ Phone A01X」を12月21日に発売した。価格は1万4800円(税抜、以下同)。前モデル「A01」は増産せず、在庫分で販売を終了する。

「UPQ Phone A01X」を持つUPQ 代表取締役社長の中澤優子氏

 「UPQ Phone A01」からの変更点は、ボディカラーのラインナップとして、「ブルー・バイ・グリーン」のディスプレイ側をホワイトにした「ホワイトBG」が加わった点。また、内蔵ストレージは8GBから16GBになっている。液晶下部に配置された3つのタッチキーは配置が変更され、左にバックキーを配置した。タッチパネルはG+FFとなり、マルチタッチが5点タッチになっている。価格は「A01」から300円だけ上がり、1万4800円となっている。

 そのほかチップセットや対応周波数、カメラなどの仕様は「A01」と同じ。なお、「A01X」のブラックは2016年1月下旬以降に発売される。

「UPQ Phone A01X」ホワイトBG
ブラック
ホワイト
ブルー・バイ・グリーン

 21日には都内で記者向けに発表会が開催された。登壇したUPQ 代表取締役社長の中澤優子氏は、「UPQ Phone A01」を販売していく中で、液晶側ボディがホワイトのモデルが、SIMロックフリー端末では珍しいとして販売が好調だったこと、その端末のユーザーから、第1弾端末のイメージカラーとして設定した「ブルー・バイ・グリーン」の背面パネルが欲しいという要望があったことなどを挙げる。

 その上で、一部カラーが売り切れていた「A01」を増産し販売できるまでの期間と、仕様を変更した新モデルを販売するのに大きな違いがなかったとして、今回の後継モデル「A01X」の発売に至ったとした。技適の表示関連では「A01」では工場側との連携ミス、確認ミスなどで不手際もあったが、「A01X」ではスキームを見直し、問題ないことも発表会の場で改めて語られている。

 中澤社長からはこのほか、「A01X」の隠し機能(?)として、「緊急時オートSMS送信機能」が紹介された。ボリュームキーの上下を同時に3秒間長押しすると、予め指定したメッセージを特定の相手にSMSで送信できる機能で、ポケットの中などでも即座に使用できる機能として用意されている。

UPQ 代表取締役社長の中澤優子氏

2016年2月に新モデルを発表予定

 同社はスマートフォンの展開について、「A01」を第1シーズンとし、在庫切れや仕様の向上に対応した後継モデル「A01X」の展開は「1.5シーズン」と位置付ける。

 2016年2月中旬には、第2シーズンとしてスマートフォンを含む新製品群を発表する予定。詳細は語られなかったが、スマートフォンはスペックが向上したミドルクラスのモデルになるという。イメージカラーも「ブルー・バイ・グリーン」から変更される見込みになっている。第2シーズンではスマートフォン以外に「想像を超えたカテゴリーの製品もある」(中澤氏)としている。同社はこうしたシーズンごとの新製品の展開を、今後は3~4カ月に1度、発表していく。

太田 亮三