ニュース

月額900円で1.01GB、3つのプランから毎月選べる格安SIMが通信量拡大

 日本通信は、3つのプランから毎月好きなプランを選べる「b-mobile X SIM」のデータ通信量を拡大し、新パッケージとして6月1日に発売する。それに先駆けて4月25日からは、既存ユーザーに対して新サービスの内容が適用される。

 今回のサービス内容の変更により、「b-mobile X SIM」に用意された3つのプラン「I」「N」「B」のうち、2つのプラン「I」「N」において、高速通信が可能なデータ通信量が増量される。

 3つのプランはそれぞれ競合他社のプランに対抗する内容で、それらを1つのSIMカードで、毎月好みのプランを選んで利用できるというのが「b-mobile X SIM」の特徴。各社はデータ通信量を増量するなどサービス内容を順次拡充していることから、これらの動きに追随・対抗するため「b-mobile X SIM」の内容も更新された形。

日本通信が示した、プラン「I」「N」「B」と、各社プランとの比較図
参考:2014年1月の製品発表時に示されたプラン内容と、各社との比較図

 プラン「I」は月額900円と、利用料はこれまでと同じ。データ通信量は月600MBから月1.01GBに拡大される。日本通信が対抗プランとして挙げているIIJの現行プランのデータ通信量より、0.01GB(約10MB)増量されている。

 「プランN」は、月額934円から月額900円に値下げされる。データ通信量は1日40MBから1日51MBに増量される。このプランで対抗するNTTコミュニケーションズの現行プランより、1日1MBが増量された形。

 「プランB」に変更はなく、月額1505円で、データ通信量は月2.2GBとなっている。

 いずれのプランでも、データ通信量を使い切ると通信速度は上下ともに200kbpsに制限され、プロキシサーバーと画像圧縮などでWebアクセスの速度を向上させるWebアクセラレータが適用される。

 「b-mobile X SIM」はドコモのXi(LTE)、FOMA(3G)ネットワークに対応するSIMカードとデータ通信専用のサービス。イオンやヨドバシカメラ、オンラインで販売されている。SIMカードは標準、micro SIM、nano SIMの3種類に対応する。

※価格は税別

太田 亮三