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アップルがiPad値上げ、都内量販店や携帯ショップの状況は?

 アップルは、タブレット端末「iPad」シリーズの販売価格を値上げした。

 iPadシリーズの現行販売モデルは、「iPad Retinaディスプレイモデル」「iPad 2」「iPad mini」となる。5月31日、各モデルの販売価格が一斉に値上げされ、アップルのWebサイトでは値上げ後の価格が表示されている。

 値上げ幅が大きなモデルでは、従来の価格と1万円以上の開きがあるモデルもある。たとえば、「iPad Retinaディスプレイモデル」の128GBタイプは直販サイトで6万6800円だったが、7万9800円と大幅に値上がりしている。事前に何もアナウンスされておらず、31日になって突然値上げされた形になる。

 なお、アップルでは値上げの理由について「為替の変動に伴い、価格調整を行った」とコメントしている。

量販店は「今のところ」従来価格

 アップルの値上げを受け、都内の複数の家電量販店では、アップルのiPadに関する問い合わせが多いという。13時半現在、いずれの量販店でも価格は従来の価格を維持しているものの、売り場担当者はいずれも価格が本日中にも値上げされると話す。

 ある店舗の担当者は、「おそらく夜まで価格は維持できないだろう。この売れ行きだとそれまでに在庫が切れることもある」とする。現在、値上げ幅の大きいモデルについては、一部の店舗でまもなく在庫が切れると案内されている。

 また、ソフトバンクモバイルでは、iPadの販売価格について、現時点で「全て未定」と話している。Wi-Fi版やセルラー版も含めて現在、これまでの販売価格を表示しているという。

 KDDIも販売価格について「未定」としている。販売価格は従来の価格で案内しているという。

津田 啓夢