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イヤホンもウォッチもAppleが国内シェア1位、IDCの調査レポート
2025年4月5日 06:00
Earwear(イヤホンなど)
イヤホンなどのEarwearでは、Apple(アップル)が前年比23.8%増の29%でシェア1位となり、2位はソニーがシェア11.6%で前年比31.8%減、3位はサムスンで5.5%で対前年比48.9%減、4位はBoseの5.1%で対前年比20.3%増、5位はHUAWEIが2.1%で前年比212.3%増となった。
1位のAppleは前年比で大きく成長したように見えるが、出荷台数の275万台は例年並みの水準と言え、非常に悪かった2023年からの回復が見られる。また、トップ5のなかで2024年に急激したのはHUAWEIで、レポートでは機能と価格のバランスが優れた製品を販売することで消費者から強い支持を得ていると分析している。
また、市場が成熟していくなかでAirPodsなどを含めた2万円~3万円の価格帯のイヤホンは安価な製品との差別化が難しく、ポジショニングの再編成が求められる。
スマートウォッチ/リストバンド
スマートウォッチ/リストバンド市場は前年比で13.5%増加し、1位はAppleがシェア42.8%で前年比13.2%増となった。2位はHUAWEIが13.2%で前年比24.3%増、3位はXiaomi(シャオミ)が11.5%で前年比1.8%減、4位はGarminが11.2%で前年比12.4%増、5位はGoogleの6.5%で、前年比4.4%減。
Garminは、新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミック期間中に中止されたさまざまなランニングイベントの復活が後押ししたほか、外国人観光客の需要の取り込みにも成功しているという。
その他のカテゴリ、今後の見通し
イヤホン、スマートウォッチ、リストバンドなどの市場は既に成熟期にあり、今後大きく市場が伸びることは無いが、リング型のデバイスやグラス型のデバイスへの成長は期待され、スマートウォッチやリストバンドからリング型デバイスへの買い替えなどが起きる可能性がある。
また、グラス型はRay-Ban Metaが米国を中心に成功しているが、日本国内向けは法制度などの課題があり、しばらく時間を要するだろうと分析している。