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ドコモ、「AIエージェント」を25年度提供へ 前田社長が意欲
2025年3月4日 19:54
NTTドコモの前田義晃代表取締役社長は、ユーザーをサポートするAIエージェントの提供に意欲を示し、2025年度に提供する方向で検討を進めていることを明らかにした。4日、スペイン・バルセロナで開催中の展示会「MWC25」での本誌インタビューで語った。
前田氏は、通信サービスだけではなく、決済サービスを通じてNTTドコモが幅広いデータを保有していることをあらためて説明。今後のトレンドとして生成AIがユーザーに寄り添うAIエージェントの登場が見込まれるなかで、「ドコモも取り組む必要がある」と語った。
前田氏
「お客さまに先回りして、生活に寄り添うエージェントを構築するには、お客さまのデータが必要。そこでAIエージェントの開発を進めている。なるべく来年度内にはスタートしたい」
かつて同社が手掛けていた「iコンシェル」の焼き直しといったものではなく、新たに若手スタッフを起用。前田社長は「エッジが立っているものを含めて、面白いことが実現できれば」と説明する。
ユーザーが普段利用するサービスなどを学習し、その人にあわせた応答ができるような姿を目指す。NTTグループでは生成AIモデル「tsuzumi」も手掛けているが、ドコモ自身がAIモデルを構築するのではなく、「tsuzumi」もも含め、さまざまなAIモデルの活用を視野に入れる。
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