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グーグルの「ファミリーリンク」に保護者向け新機能、在校中の時間指定や連絡先承認機能など

 Google(グーグル)は、子供のスマホ利用を保護者が管理できるアプリ「ファミリーリンク(Family Link)において、Android向けの「スクールタイム」機能や親が管理する連絡先機能などの新機能を追加した。

新しいスクリーンタイム管理

 新機能では、Family Linkのインターフェースが大幅に刷新された。新しい「スクリーンタイム」タブでは、すべてのスクリーンタイム管理ツールが1カ所にまとめられ、アプリごとの使用状況や時間制限の設定ができる。

 アプリやデバイスごとの使用状況や時間制限に加え、「ダウンタイム」や「スクールタイム」の設定・調整も行うことができる。

 また、「コントロール」タブでは、アカウント管理やコンテンツフィルター、アプリのダウンロード承認、複数の子供のデバイス管理など親が設定できる項目が一カ所にまとめられた。

「スクールタイム」がAndroidに登場

 これまで「Fitbit ACE LTE」や「Samsung Galaxy Watch for Kids」に搭載されていた「スクールタイム」機能が、来週以降Androidスマホやタブレットにも導入される。

 「スクールタイム」は、学校の時間中に子供が使うデバイスの通知をサイレントにし、集中力を妨げないようにする機能。休憩時間や昼食時など、親は子供のスケジュールに合わせて簡単に設定を調整できる。

 親は子供がスクールタイム中に、子供がその時間に使用しているアプリを確認することができるほか、どのアプリを制限するか選択でき、特定のアプリだけは許可することもできる。

親が管理する連絡先機能

 さらに、「Galaxy Watch for Kids」に続いて、今後数カ月以内に、親が子供のAndroidデバイスに連絡先を追加し、電話やメッセージのやり取りを許可する新機能も追加される。

 この機能を使えば、親はFamily Linkを通じて子供が使う電話の連絡先を事前に設定でき、承認した連絡先とのみ通話やメッセージのやり取りを許可できる。

 新たに連絡先を追加したい場合も、子供が親にリクエストして承認を得る仕組みになっている。