「Samsung Health」、メンタルを整える「マインドフルネス」機能追加

　サムスン電子は、グローバルイベント「Galaxy Unpacked」で、健康管理アプリ「Samsung Health」の機能追加について明かした。

　「Samsung Health」では、1日の活動量や睡眠時間、体力の回復度合いを記録し、「エナジースコア」を記録でき、これを改善するためにすべきことが提案される。心身の健康状態や睡眠、運動、適切な食事など様々な種類のアドバイスが含まれるほか、週次レポートでは、身体および精神のエネルギーを改善するための情報やヒントが提供される。

　エナジースコアを改善につながる休憩では、スマートホームのエコシステムと連携によって、自宅でよりくつろいで回復できる。具体的には、室温を微調整したり、空気の質や照明をリアルタイムで調整したり、睡眠データに基づいて最適化したりできる。

　「Samsung Health」は、心拍数、栄養、睡眠、活動などの主要なデータを取得し、ユーザーの健康状態をより理解し、病気の予防や特定の健康状態の検診を助けている。

　米国とインドでは、個人健康記録（PHR）が利用可能となり、医師からの医療情報を確認したり医師からのアドバイスに従った薬の摂取記録するなどの機能を使ったりできる。これらのデータは暗号化され、プライバシーは保護されるという。

米国とインドで個人健康記録（PHR）が利用可能に

　このほか、昨今のメンタルヘルスへのニーズの高まりを受けて、Samsung Healthではメンタルヘルスをサポートする、「マインドフルネス」機能を提供する。

　ユーザーの毎日のルーティンに統合されたセルフケアと、マインドフルネスの実践によって、メンタルヘルスを改善できる。さらに、「Samsung Health」が専用コーチとなり、健康目標を達成するための全体的な考察と、実用的な道筋を示すという。