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アップル、M4/M4 Proチップの新しい「Mac mini」発表
2024年10月30日 00:51
米アップル(Apple)は、新型の「Mac mini」を発表した。10月30日に予約受付が始まり、11月8日に発売される。
同社オリジナルのチップセットであるAppleシリコン「M4」か「M4 Pro」を搭載するモデルがラインアップされ、AIサービス「Apple Intelligence」を利用できる。価格はM4モデルが9万4800円~、M4 Proモデルが21万8800円~。
Appleシリコンの電力効率の高さと、内部に送り込んだ空気が底面を通過するという排熱構造で12.7cm四方というコンパクトなボディに仕上げられた。Apple前面にも初めてポートを搭載する。ボディは衝撃押し出し工程により、アルミニウムの使用量を85%削減した。また、再生素材が50%以上用いられており、100%再生可能電力で製造されているという。
1年前のMac miniはM2を搭載していたが、今回はM3をパスしてM4を搭載した。M1モデルと比べ、今回のM4モデル(10コアCPU、4つの高性能コアと6つの高効率コア/10コアGPU)は、CPUの性能が最大1.8倍、GPUは最大2.2倍、高速化する。Mac miniとして、ハードウェア アクセラレーテッドメッシュシェーディングとレイトレーシングに初めて対応する。
M4 Proは12コアCPU、16コアGPUのほか、14コアCPU/20コアGPUを選べる。
メモリーはM4モデルは16GB/24GBのどちらかが標準となり、モデルによって24GBか、32GBを選べる。M4 Proモデルは24GBのメモリーが標準で、48GBか64GBに変更できる。M4 Proモデルのメモリ帯域幅はM3 Proと比べ75%増加している。
前面にはUSB-Cポート×2が用意され、USB 3.0に対応する。M4モデルはThunderbolt 4ポート×3、M4 ProモデルはThunderbolt 5対応ポート×3を備える。
外部ディスプレイでは、M4モデルは最大2台の6Kディスプレイと最大1台の5Kディスプレイをサポート。M4 Proモデルは最大3台の6Kディスプレイを60Hzで利用できる。
まずは米国英語で「Apple Intelligence」を利用でき、作文ツール、Siriによる音声入力や質問への応答などが利用できる。
大きさは5×12.7×12.7cm。重さはM4モデルが0.6g、M4 Proモデルが0.73kg。Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3をサポートする。
なお、同社では明日31日(日本時間)にも新たな発表を予定する。