ニュース

映画「ルックバック」、Prime Videoで独占公開 11月8日~

 アマゾンの「Prime Video」で映画「ルックバック」が世界独占配信される。配信開始は11月8日から。

©藤本タツキ/集英社 ©2024「ルックバック」製作委員会

 「チェンソーマン」や「ファイアパンチ」などで知られる藤本タツキ氏原作の漫画作品。6月に押山清高監督による映画が公開された。Amazon MGM スタジオが日本のアニメ制作委員会に初めて参加した作品という。11月8日から、240以上の国と地域でPrime Videoによる独占配信が始まる。

 ルックバックは、漫画を通じてつながった2人の少女の人生を描くストーリー。学年新聞で4コマ漫画を連載し、クラスメートから絶賛を受けている小学4年生の藤野は、先生から不登校の同級生である京本の4コマ漫画を掲載したいと告げられる。2人はやがて成長していくが、ある日衝撃的なできごとが起きる。

押山清高氏コメント

 映画「ルックバック」は、藤本タツキさんの原作マンガが持つ力強い物語に、私自身の視点を加えて映画として描いた作品です。58分という短い映画ですが、多くの方が劇場に何度も足を運んでくださり本当に驚いています。

 今回の世界配信により、劇場に来られなかった方やさらに多くの方に映画を届けられることを嬉しく思います。配信で繰り返しご覧いただけることで、様々な視点からじっくりと映画を鑑賞していただけるのではないかと思います。

 ぜひ、映画の細部に忍ばせた様々なイースター・エッグも探してみてください。アニメーション映画が持つ絵の力を通じて、その魅力が少しでも伝わることを願っています。
藤本タツキ氏コメント

 映画ルックバックは企画時、原作をそのまま映像化すると短編になってしまい、オリジナル要素を30~40分入れないと商業的作品として成立しないと言われていました。公開できる劇場がかなり狭まるし、アメリカではそもそも60分弱の映画だと映画館で上映できないかららしいです。

 それを現在の形のまま、このクオリティで公開できたのは押山清高監督の判断のおかげです。僕が漫画版で拙くてできなかった、伝わりづらかった表現が映画ではわかりやすく、より生き生きとなっていたのには本当に驚きました。

 あと、haruka nakamuraさんの劇伴も、もうこれしか考えられないくらい合っています。お二人のおかげです。ありがとうございました! 劇場に足を運んでくれた人達もありがとうございました! Prime Videoで見る人も凄いアニメーションなので、できるだけ大きい画面で見て欲しいです! よろしくお願いいたします!