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ソニーの「LinkBuds」シリーズに新モデル、ポータブルスピーカーも

 ソニーは、「LinkBuds」シリーズに完全ワイヤレスイヤホンを2機種、ワイヤレスポータブルスピーカーを1機種発売する。新たに発売する3機種は、ソニーストア 銀座、札幌、名古屋、大阪、福岡天神で10月2日より展示される。

「LinkBuds Fit」

 密閉型の完全ワイヤレスイヤホン「LinkBuds Fit」は、中に空気を含む柔らかいフックを備える専用のフィッティングサポーターにより、耳への圧力を抑えながら装着できる。また、イヤーピースは高さが抑えられており、圧迫感の少ない装着感が実現しているという。発売日予定日は11月15日。ソニーストアでの販売価格は2万9700円。

LinkBuds Fit

 LinkBudsシリーズのコンセプトである、自然な外音取り込みを実現しつつ、高性能なノイズキャンセリング機能を搭載する。ヘッドフォンを身に着けても環境音が聞こえる一方、没入感の高い音響を実現しているという。外音取り込み機能を使用時は、周囲の騒音レベルにあわせて、取り込み量を自動調整する機能も搭載している。

 本体とケースのカラーバリエーションはブラック、ホワイト、グリーン、バイオレットの4色で、フィッティングサポーターやケースカバーなどのアクセサリーもピュアブラック、アッシュブルー、アッシュグリーン、アッシュピンク、アッシュバイオレットを備え、自由にカスタマイズできる。

LinkBuds Fit(バイオレット)
アクセサリー

  ソニー製のフラッグシップヘッドホン「WF-1000XM5」に使われるドライバーユニット「ダイナミックドライバーX」を搭載する。さらに、高音質コーデックのLDACに対応し、ハイレゾコンテンツも原音の細かい表現を忠実に再現するという。

 AI技術を活用した高音質技術「DSEE Extreme」を搭載し、圧縮音源やストリーミングサービス音源をハイレゾ相当(最大96 kHz/24 bit)まで拡張する。このほか、AIの機械学習によって装着者の声と周囲の雑音を分離する、高精度ボイスピックアップテクノロジーにより、通話品質を高めている。

 音楽再生するデバイスを切り替えするAuto Switchに対応し、外出先ではヘッドホンで音楽を再生し、帰宅してヘッドホンをケースに収納すると、自動的に「LinkBuds Speaker」から再生できる。また、装着や歩行開始などを検知し、連携する配信サービスの音楽を自動再生するAuto Playもサポートする。

 ヘッドホンの本体操作のほか、装着している人の耳まわりの前面をタップすると、再生、一時停止、スキップなどの操作が行えるワイドエリアタップ、声で再生/停止や音量調整などができる音声アシスタントにも対応する。

 アクセサリの「LinkBuds Fit用エアフィッティングサポーター」の想定価格は2000円前後、「LinkBuds Fit用ケースカバー」は3000円前後。

「LinkBuds Open」

 「LinkBuds Open」は、振動板の中心部を開放したリング型ドライバーユニットを搭載し、耳穴を塞がずに周囲の音や自分の声を自然に聞きながら会話や音楽などのコンテンツを楽しめる。中に空気を含むフックを備えた柔らかいフィッティングサポーターにより、耳への圧力を低減しながら安定した装着が可能という。発売日予定日は10月11日。ソニーストアでの販売価格は2万9700円。

LinkBuds Open

 本体とケースのブラック、ホワイトの2色のバリエーションに加え、フィッティングサポーターやケースカバーなどのアクセサリーは、ピュアブラック、アッシュブルー、アッシュグリーン、アッシュピンク、アッシュバイオレットが用意される。

 新たに開発した直径11mmリング型ドライバーユニットと「統合プロセッサーV2」を搭載し、従来機種と比べて中低音域の音圧が向上している。加えて、圧縮音源を原音に近い広がりのある音で再現する「DSEE」を搭載する。

 また、自動的に再生音量を調整するアダプティブボリュームコントロール機能を搭載し、周囲の騒音レベルを適切に判断して自動的に再生音量を調整する。この機能によって、耳を塞がない開放的な構造ながらも、周囲の環境に応じて快適な音量で楽しめる。通話性能では、「LinkBuds Fit」と同様に、AIの機械学習によって装着者の声と周りの雑音を分離する高精度ボイスピックアップテクノロジーを搭載している。

 連続再生時間は約8時間。Auto Switch、Auto Play、ワイドエリアタップ、Quick Access、音声アシスタントなどに対応する。

 アクセサリの「LinkBuds Open用エアフィッティングサポーター」の想定価格は2000円前後、「LinkBuds Open用ケースカバー」は3000円前後。

「LinkBuds Speaker」

 ワイヤレスポータブルスピーカー「LinkBuds Speaker」は、高さ約11cmの筐体に、トゥイーターとパッシブラジエーター、振動板の面積を効率よく拡大させたソニー独自の「X-Balanced Speaker Unit」を採用したウーファーを搭載する。発売日予定日は10月11日。ソニーストアでの販売価格は2万9700円。

LinkBuds Speaker

 また、音声通話にも対応し、耳を塞ぐことなくハンズフリーで通話できる。反響音を消してハウリングを防ぐエコーキャンセリング機能や、2台の機器を同時接続および機器間をシームレスに切り替えするマルチポイント接続もサポートしている。

 連続再生時間は約25時間で、別の部屋に持ち運んで一日中使える。また、専用クレードルに置くだけで充電が可能。カラーバリエーションは、ライトグレーとブラック。