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「iPhone 16 Plus」発表、6.7インチディスプレイ 「カメラコントロール」や新型「A18」チップ搭載

 アップルは10日、「iPhone 16 Plus」を発表した。価格は13万9800円~(128GB)。9月13日から予約を受け付け、9月20日に発売する。

iPhone 16 Plus(奥)
価格
iPhone 16 Plus

128GB 139,800円

256GB 154,800円

512GB 184,800円

 6.1インチのディスプレイを搭載する「iPhone 16」に対して、より大型の6.7インチのディスプレイを搭載する。従来モデルにと比較してディスプレイの強度が向上した。従来モデルとの比較では50%、他社製のスマートフォンとの比較では2倍の強度を誇るとしている。輝度は最大2000ニト。暗所では1ニトまで低下させる省電力機能を搭載する。

 アウトカメラはこれまでの斜めに配置されたデザインから、縦に並ぶ2眼レンズに変更された。メインカメラは4800万画素。1200万画素にセンサーを切り出し2倍相当のズーム機能を備える。4K 60fpsのドルビービジョンHDRでの動画撮影にも対応する。ほかに1200万画素の超広角カメラを搭載しており、最大2.6倍の光を取り込めるほか、マクロ撮影にも対応した。空間ビデオや空間写真の撮影もできる。

 iPhone 16と同じく、本体側面に「カメラコントロール」ボタンを搭載。指をスライドさせることでカメラのズームや被写界深度などを調整できるほか、半押しでカメラインターフェイスを消してフレーミングに集中できるとする。カメラコントロールはSnapchatなどでも利用できる。チップセットも同様に「A18」を搭載する。

 音量ボタン上に配置される「アクションボタン」は、時間帯によって割り当てる機能を変化させることができ昼間はカレンダー、夜はフラッシュライトといった使い方ができるという。フォード車のデジタルキーにも対応する。カラーバリエーションは、ウルトラマリン、ティール、ピンク、ブラック、ホワイト。iPhone 16も含めてiPhone 16 Plusでは、米国とカナダで衛星通信による緊急通報に対応した。米国では緊急通報がビデオ通話でできるようになる。

 iPhone 16/iPhone 16 Plusはともに85%の再生アルミを本体素材として用いる。バッテリーは100%再生コバルトに加えてiPhoneでは初めて95%以上が再生リチウムで作られている。パッケージはすべて繊維がベースとなるなど環境への配慮を高めた。本体の大きさは160.9×77.8×7.8mmで重さは199g。