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「Yahoo! ニュース」、AIが不快コメントの表現見直しを提案する機能を導入

 LINEヤフーは、「Yahoo!ニュース」が提供する「Yahoo! ニュース コメント」において、コメント欄のさらなる健全化を目指し「不快と感じる可能性のある表現」に対して、ユーザーがコメントを投稿完了前にAIが表現の見直しを提案する「コメント添削モデル」の導入を開始した。

 「コメント添削モデル」機能は、「Yahoo!ニュース コメントポリシーに違反するコメント」や、「不快と感じる可能性のあるコメント」を投稿しようとした場合に、該当箇所がハイライトで示される仕様となっている。

「コメント添削モデル」の発動イメージ

 「コメント添削モデル」による判定は、コメント全体の文脈をもとに行われる。コメント投稿フォームにコメントを入力後「投稿する」ボタンを押し、「コメント添削モデル」が不快と感じられる可能性のある内容と判断した場合、該当箇所をハイライトで示し表現の見直しを提案するポップアップが表示される。

 この時点では、コメントの投稿は完了しておらず、「コメント入力に戻る」ボタンを押すとコメントの再編集画面(コメント投稿フォーム)が表示される。

「コメント添削モデル」の挙動イメージ

 再編集画面では、コメント投稿フォームの下に「コメント添削モデル」が指摘した該当箇所すべてが表示され、必要に応じてコメント本文の見直しを行い「投稿する」ボタンを押すと投稿が完了する。

 しかし、修正は任意でありそのままでも投稿は可能となっているが、機能発動により投稿内容を修正した場合でもYahoo!ニュース コメントポリシーに違反した投稿は削除されることがある。

 そのほか、投稿内容の文脈上問題がない場合でも、特定のキーワードに対して発動する可能性があるとしている。

 例として、「公の場で『頭おかしいの?』なんて言わないほうが良いですよ。」というコメントの場合、「頭おかしいの?」が添削されるということも存在するとのこと。

 LINEヤフーは、「コメント添削モデル」の導入により、ユーザーが投稿完了前にコメントを見直す機会を提供することで、不快と感じる恐れの少ない表現への改善を促し、コメント欄のさらなる健全化を目指すとしている。