河野デジタル大臣、銀行で「マイナカード対面確認アプリ」を体験

説明を受ける河野大臣

　1日朝、河野太郎デジタル大臣は三井住友銀行の店頭で「マイナンバーカード対面確認アプリ」を体験した。河野大臣は「速いですね」とアプリでのマイナンバーカードの読取りに驚いていた。

　「マイナンバーカード対面確認アプリ」は、携帯電話回線の契約などでの利用が想定されている。店舗側のスマートフォンにダウンロードし、契約しようとする人が本人かどうか、マイナンバーカードをスピーディに読み取って確かめられる。

アプリからカメラ機能を起動してマイナンバーカードを読み取る（筆者のマイナンバーカードで試したところ）

その後、スマホにかざして、ICチップの読取りに成功すると画面上に表示される

　8月下旬に一般公開される予定で、それまでは一部で実地でのテストが行われる。今回、河野大臣が三井住友銀行で視察し、アプリによるマイナンバーカードの読取りを体験した。

　自身のマイナンバーカードを使って、アプリの出来を体感した河野大臣は、マイナンバーカードの券面を偽装して、携帯電話回線の不正取得などが発生したことに触れた上で「ICチップを読み取って本人確認することをしっかり確かめられればと思う。読取りは速く、ちょっとすごいなと感心した。デジタル庁の担当チームがかなり頑張った」と期待感を示す。

指で自身の個人情報を隠しながら、撮影に応じる河野大臣

　利用者にとっては、マイナンバーカードを提示するだけ、という手順自体はこれまで通りとなり、「これで本人確認がしっかりできれば安全性が高まる」と述べた。