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「Android 14」に共有したいアプリ画面だけが選べる新機能、まずはベータ版

 グーグル(Google)は、同社公式ブログ「Android Developers Blog」において、Android 14とGoogle Meetでアプリごとの画面共有ができる新機能を紹介した。

 Android 14以前にビデオ通話などで画面共有をする場合、端末の画面全体が映される仕様となっていた。しかし、本機能では共有したいアプリの画面を選択することができる。これにより、他のアプリの通知や、個人情報などが不必要に共有されずに済むようになる。

 本機能は、Google MeetやMediaProjection APIを使用するアプリにおいて利用できる。ホストユーザーが画面共有を開始する際に、端末の画面全体あるいは1つのアプリ画面のみを共有するかを選択するダイアログが表示される。1つのアプリ画面のみの共有を選ぶと、App Selectorから画面共有するアプリを選択できるしくみ。

 2つのコールバック機能についても紹介されている。まず、共有されている画面のサイズが変わった場合、コールバックが呼び出され、適切なサイズへの変更が行われる。また、共有画面が他アプリのタブで完全に覆われてしまったり、ユーザーが共有中のアプリ画面から移動したりすると、画面共有は一旦停止される。画面が一部でも見えるようになれば共有は再開される。

 なお、Google Pixel Tablet、Google Pixel Fold、そして Google Pixel 5a (5G) 以降のスマートフォンでは3月のFeature Dropとして同機能が既に導入済み。ビデオ通話の際、画面全体ではなくアプリの画面だけを共有できるようになっている。