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クレカでの投資信託積立が月10万円までに拡大、各社が対応開始

 内閣府令の改正により、クレジットカード決済での投資信託の積立投資を月最大10万円とすることが可能になった。各社では新規制にあわせた対応が始まった。

 SBI証券では、積立設定可能額引き上げの実施時期、ポイント付与率などは決定後に案内すると説明している。同社の積立で利用できるクレジットカードはすべて対象となるとしている。

 auカブコム証券では、4月5日までに積立設定を設定・変更すれば、5月1日以降の指定日分から10万円まで積み立てられる。ポイント還元率は変わらず1%となっている。

 マネックス証券では、4月の約定分から月10万円までの積立に対応する。マネックスポイント還元率は5万までは1.1%、5万円超~7万円以下で0.6%、7万円超~10万円以下では0.2%と、買付額により変動する。

 楽天証券では、3月12日までの設定で4月積立分から月10万円まで積み立てられる。ポイント還元率は、買い付けたファンドの代行手数料やカード種類で変わる。手数料が年率0.4%以上の場合はすべてのカードで1%を還元、0.4%未満のファンドでは楽天プレミアムカードが1%、楽天ゴールドカードでは0.75%、それ以外の楽天カードの場合0.5%が還元される。

 3月8日に改正「金融商品取引業等に関する内閣府令」が施行されたことによるもの。従来、クレジットカードによる積立は多くの場合、最大で月5万円までだったが、上記4社では、倍の10万円までに拡大した。1月から始まった新NISA制度ではつみたて投資枠が累積投資の場合、月10万円までとなっており、これにあわせた改正となる。