電子ペーパー「QUADERNO」、Bluetoothフットペダルで楽譜のページめくりが可能に

　富士通クライアントコンピューティングは、電子ペーパー「QUADERNO」（以下、クアデルノ）の本体ソフトウェアのアップデートを2月6日に提供開始した。アップデート対象機は、「QUADERNO A5（Gen.2）」型名FMVDP51および、「QUADERNO A4（Gen.2）」型名FMVDP41の2モデル。

　クアデルノは、紙とペンのような書き心地を実現する電子ペーパーで、目に優しいディスプレイや、持ち歩きがストレスにならない薄さと軽さを実現しているという。

　今回のアップデートで、Bluetooth接続のフットペダル対応によるページめくり機能を追加する。ページめくり機能によって音楽演奏をする人が、フットペダル操作で楽譜をめくれるようになる。

　ページめくり機能は、順番に紙をめくっていく機能のほかに、ページ右側に現在演奏中の楽譜を、ページ左側にその次の楽譜を表示する先読み設定も行える。

設定でページの「先読み」も可能

　また、パソコンと「クアデルノ」間のデータ転送に専用アプリが不要となり、OS標準のエクスプローラー上でファイルをドラッグ&ドロップするだけで、データ転送が行えるようになる。対応OSはWindowsのみ。

　「フットペダル対応ページめくり機能」開発の背景には、音楽演奏を楽しむ人々が、「クアデルノ」に楽譜を入れて活用していることがユーザー調査で判明し、より快適な環境を提供できないか、という想いで同機能の開発に至ったという。

　紙の楽譜は、演奏する際に手でページをめくりにくい課題があり、また電子端末で利用すると練習で長時間目にすると疲れる、演奏会場で画面の光が気になる、バッテリーが持たないなどの多くの課題があった。「クアデルノ」は、これらの悩みを解決する特徴があるという。

　フットペダル対応ページめくり機能の提供開始を記念し、ギタリストの弓木英梨乃がクアデルノを使うスペシャルムービーなどのコンテンツを、クアデルノ公式サイトとギター・マガジンWEBで公開している。また、ギター・マガジン2024年3月号にも、クアデルノ特集ページが掲載される予定。