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富士通の電子ペーパー端末「クアデルノ」新モデル、ワコムやE Inkの技術で書きやすく読みやすく

 富士通クライアントコンピューティングは、電子ペーパー端末「クアデルノ(QUADERNO)」の新モデルを発表した。22日より予約受付を開始しており、7月8日に発売する。A4版とA5版がラインアップされる。オープンプライスだが、直販サイトでの価格はA4版が6万9800円、A5版が4万9800円。

 新モデルでは、新たにワコムのデジタイザ(EMR方式)を搭載。ペンでの手書き入力では、遅延が約30%抑えられ、曲線や斜めの線もより滑らかに描けるようになった。ペンはバッテリーレスで、サイドボタンとテールスイッチは、「赤ペン」「消しゴム」「ハイライト」「範囲選択」「拡大」のうち、好みの機能を割り当てられる。このほか、ペンの設定を素早く切り替えられる「ペンツールパネル」も用意されており、色や太さ、消しゴムへの切り替えなどを操作できる。

 ディスプレイはE InkのCarta 1250で、前モデルと比べ読みやすさが向上した。プロセッサーとメモリのスペックアップで、反応速度ども約20%向上し、ページ送りなどもスムーズに処理される。

 ドキュメントスキャナー「ScanSnap」と連携し、紙書類をクアデルノへ取り込める。対応機種はWi-Fi搭載のScanSnap iX1600、iX1500、iX500、iX100。

 A4版の大きさは約222.8x301.1x5.7mm、重さは約368g。A5版の大きさは約173.2x242.5x5.9mm、重さは約261g。別売りのアクセサリーとして、LAMY(ラミー)とコラボレーションしたスタイラスペンや、ネイビーとベージュの2色が用意されたカバーもラインアップされる。