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京セラのタフネススマホで物流DXを、VRで体験できるメタバースイベントを開催
2024年1月17日 19:56
京セラは、同社製の高耐久スマートフォンを活用する物流DXを体験できる取り組みを1月24日~26日に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催される「スマート物流 EXPO」で展示する。
イベントに先駆けて、VR上で同様の体験ができるメタバースイベントを19日~21日に開催し、全国どこからでもガイド付きツアーで体験できる。
VR上で荷物のピッキングや出荷までを体験
イベントでは、VR上で京セラの高耐久スマートフォンを使った物流DXの体験ができる。
VRゴーグルの中では、リアルに再現された物流倉庫が登場する。ツアーでは、倉庫内に入れる荷物のスキャンから検品までの流れと、倉庫から荷物をピッキングし搬出する流れが体験できる。
荷物の上げ下げやスマートフォンまでがVR空間上に再現されており、ユーザーはジョイスティックやボタン操作で物流倉庫の作業員となり、搬入と搬出作業を行う。
メタバースイベントでは、物流DX体験のほか、高耐久スマートフォンの機能を拡張するアクセサリーや世界観を表現した展示コンテンツなども用意している。たとえば、米国でのユースケースとしてトラックの運転席にスマートフォンを固定しトランシーバーとして利用されているシーンや、TORQUEシリーズをキャンプやボートなどのアウトドアで利用しているシーンなどが再現、展示されている。
さまざまなソリューションと組み合わせて利用する「DuraForce EX」
NTTドコモから1月29日、ソフトバンクから2月9日、SIMフリー版が2月1日、Wi-Fiモデルが2月16日に発売/出荷開始される「DuraForce EX」では、過酷な現場でも長く利用できる耐久性能や、業務効率化のためのダイレクトボタンやバーコード読み取り機能などを備えている。
「DuraForce EX」でも、物流業界DX化への活用が期待されている。バーコードスキャナー専用機やハンディターミナルなどの機能をスマートフォンに集約し、業務効率化や作業者の負担軽減などが図られるという。
製品には、あらかじめバーコードリーダーアプリがプリインストールされており、アプリ単体でもバーコードのスキャンやcsvファイルへの書き出しなどができる。これに加え、アプリの連携機能を利用したり、パートナー企業のソリューションを利用したりすることで、今回のような在庫管理への活用などができるようになる。
活用法としては、csvファイルへ書き出し、現状のシステムに読み込ませる方法や、スマートフォンにジャケットを装着してバーコードリーダーを外付けにする方法(ハンディターミナルの置き換えなど)、スマートフォンにミドルウェアを導入しシステム全体を構築する方法などが挙げられる。