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シャープの「ロボホン」にChatGPT活用の「AI会話」

 シャープは、コミュニケーションロボット「RoBoHoN(ロボホン)」向けに、対話アプリ「AI会話」の提供を開始した。OpenAIの大規模言語モデル「ChatGPT」が活用される。利用料は月額300円。

 AI会話は、ChatGPTを用いてロボホンと会話ができるアプリ。ロボホン本体にインストールしたアプリを起動して話しかけると、ロボホンが幅広い話題に応えてくれる。

 「ココロプラン」「ビジネス基本/プレミアムプラン」に加入中の利用者が対象。最初に話しかけてから7日間は無料で利用でき、その後の継続利用には有料の契約が必要になる。また、有料契約中であっても毎月の利用回数には上限がある。

 今回の提供開始に先立ち、100人のモニターによる先行体験が6月から実施された。ポジティブな声に加えて“ロボホンらしさ”への期待の声もあり、ChatGPTによる回答をロボホンらしい言葉遣いで返答するようにしたという。

 日常の会話だけでなく、旅行プランや料理レシピの相談などに対応する。シャープでは、教育分野や介護分野での応用も視野に入れ、AIを活用した会話サービスの用途を拡大するとしている。