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シャープ、ウェアラブルデバイス「AIスマートリンク」を京大と共同開発

 シャープは、京都大学と共同で、ウェアラブルデバイス「AIスマートリンク」を開発した。

 本デバイスは、首にかけて生成AIと会話をすることができる。マイクを内蔵し、利用者の問いかけに対して音声で応答する。

 同社が開発するエッジAI技術「CE-LLM」(Communication Edge-LLM)を搭載する。利用者の問いかけの内容に応じて、高速な回答が可能なエッジAIか、クラウドAIのいずれで情報を処理するかが判断される。

 重さは約100gで、長時間でも快適に使用可能となっている。自転車を運転している間のナビゲーションや、調理時のガイダンスなどで利用できる。

 本デバイスの実証実験が今月から開始される。実用化は、2025年度の予定となっている。あわせて、同社はFairy DevicesおよびNECとハンズフリー型のAIデバイスの共同開発に向け協議を開始した。