ニュース

緊急地震速報のメンテナンス、5日は千葉県房総沖

 太平洋沖に設置された地震などを観測する機器のメンテナンス作業は、5日、9時~17時30分に実施される。4日にも同様のメンテナンスが実施されており、緊急地震速報に最大で15秒の遅れが出る場合があるとして、気象庁が注意を呼びかけている。

 防災科学技術研究所が設置する「日本海溝海底地震津波観測網」(S-net)のうち、千葉県の房総沖に設置される機器が5日9時~17時30分の間でメンテナンス作業に入った。気象庁では、S-netから得られる情報を緊急地震速報などの迅速化に用いていることから、房総沖を震源とする地震が発生した場合、緊急地震速報に最大で15秒ほどの遅れが見込まれる。

 津波警報(第1報)や地震情報の発表にかかる時間や内容に影響はないとしている。4日には同じ時間帯で茨城・福島沖で同様の作業が行われていた。