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京セラ、リアルタイム字幕表示システム「Cotopat」を発売

 京セラドキュメントソリューションズジャパンは、リアルタイム字幕表示システム「Cotopat(コトパット)」を2023年8月17日発売する。

 「Cotopat」は、は、京セラが開発し、事業化にむけて実証実験を重ねてきた「わかりやすい字幕表示システム」を商品化したもの。リアルタイムに音声を認識し、文字、図解、動画をスクリーンに表示することで、特に聴覚障がいのある方や高齢者の方とのコミュニケーションを円滑にするシステムとなっている。

 文脈を認識し同音意義語や文字区切りも自動で補正、さらに専門用語をあらかじめ登録しておくことで、文字変換率が向上する。スクリーンでは、登録した単語を強調できるほか、図解や動画も表示できる。また、日本語や英語をはじめとした7カ国語の言語に対応、発話者の言語を自動翻訳する。

 京セラが横浜市中区役所や同志社大学、JR新宿駅で行った実証実験では、聴覚障がいのある方や高齢者の方だけでなく、あらゆる方の理解の助けとなり円滑なコミュニケーションに繋がっているなどの評価されているという。

 京セラドキュメントソリューションズジャパンは、公共施設や大学、ホテル、百貨店、病院、福祉施設などへの販売を予定している。