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岸田総理、「マイナ保険証一体化」は不安払拭を前提に

岸田総理(YouTubeの会見動画より)

 岸田文雄内閣総理大臣は4日の記者会見で、健康保険証とマイナンバーカードの一体化(マイナ保険証)に向けた取り組みについて、今後の方針を明らかにした。

 岸田総理は、現行の健康保険証を2024年秋に廃止することについて、「国民の理解が必要」「すべての人が安心して医療を受けられる環境を維持すべき」などの声があったとコメント。国民の不安を払拭してから健康保険証を廃止することが大前提とした。

 健康保険証を廃止する際は、マイナ保険証を持っていない人に資格確認書を発行。有効期間やカードの形状は現行の健康保険証を踏まえたものにするなど、きめ細やかに対応していくという。また、紐付けの総点検や修正作業など、岸田総理自身が先頭に立って実施していく姿勢を示した。

 今後について岸田総理は、「マイナ保険証のスマートフォン搭載や電子処方箋の普及なども着実に進め、デジタル環境を整備する」と語った。