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楽天モバイルとKDDIの新ローミング協定、マップ上のエリア表示はどう変わった?
2023年6月2日 00:00
KDDIと楽天モバイルによる新たなローミング協定が、6月1日からスタートした。楽天モバイルがKDDIから回線を借り受けるローミングについて、東名阪の一部繁華街が新たなエリアとして加わる。
KDDIや楽天モバイルのWebサイトでは、利用者向けにローミングエリアのマップが公開されているが、新協定によってマップの表示はどう変わったのか? それぞれのサイトをチェックしつつ、各社に話を聞いた。
新ローミング協定についておさらい
KDDIと楽天モバイルが新たなローミング協定を結んだのは、4月のこと。その後、5月に締結が発表された。
新しいローミング協定は、2026年9月まで実施される。東京23区や大阪市、名古屋市を含む都市圏の一部繁華街が、新たにローミングエリアになる。また、屋内や地方(ルーラル)エリアでのローミングも引き続き提供される。
楽天モバイルのマップは「データ高速無制限エリア」として一本化
新ローミング協定に関する発表のあと、新料金プランとして「Rakuten最強プラン」を発表した楽天モバイル。6月1日から提供されている料金プランは、ローミングエリアでも高速データ通信を無制限に使えることがセールスポイントとされている。
楽天モバイルによれば、6月1日に更新されたサービスエリアマップの特徴は2つ。
まず、これまで自社回線エリアとパートナーエリアの2つを区別して表示していたが、「データ高速無制限エリア」として一本化された。
また、自社回線エリアに関して、たとえば「2023年5月予定」といった将来のエリア拡大計画が表示されていたが、その表示もなくなった。
これは、先述の通り、パートナー回線エリアでの高速通信が無制限になったため。楽天モバイルが自社回線を広げていこうとする場所でKDDI(au)回線が利用できれば、自社回線エリアとパートナー回線エリアを区別する必要はない。そこで、マップがよりシンプルなかたちで更新された。