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都営地下鉄、3月末で2社の公衆無線LANサービスを終了――OpenRoaming対応Wi-Fiの拡大を検討

 東京都交通局は、訪日外国人向けなどに提供している公衆無線LANサービスについて、3月31日に提供を終了すると発表した。4月1日からは都庁前駅でOpenRoaming対応のフリーWi-Fiを提供する。

 事業者との契約満了に伴うもの。終了するサービスは、駅構内と車内で提供している「Toei_Subway_Free_Wi-Fi」と、車内で利用できる「TRAVEL JAPAN Wi-Fi」。

 4月1日以降は、NTT BPが提供するJapan Wi-Fi auto-connect」や「Japan Connected-free Wi-Fi」アプリからの接続や、ワイヤ・アンド・ワイヤレス(Wi2)が提供する公衆無線LANサービス「Wi2 300」による車内での接続も利用できなくなる。

 なお、4月1日から都営大江戸線の都庁前駅にある都営交通案内所で、OpenRoaming対応のフリーWi-Fiを提供する。OpenRoamingは、Wireless Broadband Alliance(WBA)が推進する国際的な公衆無線LAN基盤で、1つのIDだけで世界中のOpenRoaming対応アクセスポイントに自動接続され簡単に利用できる。

 東京都は、3月31日から都内でWi2のソリューションを活用したOpenRoaming対応のフリーWi-Fiを順次展開する。交通局での利用エリア拡大などは、利用動向などを見ながら検討していくとしている。

OpenRoaming対応のフリーWi-Fi「TOKYO FREE Wi-Fi」