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スマホアプリで食生活改善やフードロス削減へ、フラーら7社の実証実験

 フラー、日本総合研究所など7社は、家族の食生活の改善および家庭系・事業系の食品ロスの削減を支援するスマートフォンアプリのサービスが、消費者にどの程度受け入れられ、効果を出せるのかを検証する実証実験を青森県、岩手県、秋田県の3県で開始した。期間は2月17日まで。

 本実証実験では、スマートフォンアプリ「うちれぴ」を通じて、食生活の改善および食品ロス削減の観点から購入する食材や食生活に対する提案を行い、モニターとその家族の食生活の改善に対する効果が検証される。

 うちれぴアプリには、電子レシートサービス「スマートレシート」を介して、スーパーマーケット「ユニバース」での購入履歴が自動連携される。加えて、参加するモニターの苦手食材データのほか、日々の食品の購入履歴データや食生活データなどを基に、食生活の改善と食品ロスの削減を促す行動を、スマートフォンアプリが「クエスト」という形で提案する。

 クエストにはそれぞれ、食生活データの登録といった達成条件が設定されており、達成時には、クエストごとに設定されたポイントが付与される。ポイントはユニバースで利用できるRARAポイントに交換可能となっている。

 同時に、食材の使い切りや食べ切り、そして野菜の皮などを使った調理を促す提案や過剰在庫が発生した食材の購入の提案を行い、食品ロスの削減効果について検証するという。

全体像
うちれぴアプリのイメージ