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iPhone 14シリーズが低調、Androidスマホも大幅減――IDC調査のスマホ出荷数レポート

  IDC Japanは、2022年第3四半期(7~9月)における国内のスマートフォンおよびフィーチャーフォン端末の出荷台数を発表した。

2022年第3四半期 国内携帯電話市場 出荷台数・ベンダー別 シェア
2022年第2四半期 国内スマートフォン市場 出荷台数・ベンダー別 シェア

 第3四半期の合計出荷台数は、前年同期比12.1%減の724万台ととなった。

 減少の背景には、各通信キャリアによる在庫調整があるという。従来は、製品供給に対する不安から各通信キャリアは在庫を積み増してきたが、在庫を調整するために仕入れ量を絞っていると見られる。

 OS別では、iOSが3.2%減の346万台となった。iPhone14シリーズが低調なすべり出しであったことや、前年第3四半期の出荷が好調だったことが影響しているという。Android系は、各通信キャリアの出荷調整の影響を受け、17.8%減となった。唯一対前年比大幅増があったのはFCNTで、NTTドコモの3Gサービス停止にともなうスマートフォンへの置き換え需要が継続しているためであるという。

 ベンダー別で見ると、アップルが48.0%を占めてトップとなり、2位に94万台出荷のFCNT(シェア13.0%)、3位に87万台出荷のソニー(同12.1%)、4位に53万台出荷のシャープ(同7.3%)、5位に40万台出荷のサムスン(同5.6%)が続いた。