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16年間で1100万人以上の人を支援、アップルがエイズ撲滅に向けた取り組みを公開

 アップルは、12月1日の「世界エイズデー」にあわせて同社のエイズ/HIV撲滅に対する取り組みを紹介している。

 同社の製品にラインアップされる(PRODUCT)REDは、購入することでその金額の一部がHIV対策を行う「THE GLOBAL FUND」へ自動的に寄付され、エイズが深刻なサハラ以南のアフリカでの活動に活用される。(PRODUCT)REDはiPhoneをはじめApple Watchのバンドなどにもラインアップされている。

 同社の過去16年間にわたる活動で、2億5000万米ドル(約340億円)分の支援を行い、1100万人以上の治療やサハラ以南のアフリカにおける2億人近くのHIV検査、500万人以上のHIV陽性の母親の支援や母子感染を防ぐ取り組みを行ったという。

 世界エイズデーの認知度を高める取り組みの一環として、アップルでは同社のサービスなどを通じてエイズ/HIVについての活動を紹介している。App StoreではHIV感染を未然に防ぐPrEP(暴露前予防内服)を記録してユーザーをサポートする「Preppy+」が公開されている。

 このほか、米国においては電子書籍の「Apple Books」ではHIV/AIDSとの戦いをつづる世界のノンフィクション作品が「FEATURED COLLECTION」として紹介されている。「Apple TV」や「Apple Music」でも関連する映画やテレビ番組、ラジオ番組などを楽しめる。