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KDDI、オンライン会議の濃度を上げる「空間自在ワークプレイスサービス」

 KDDIとJR東日本は、遠隔地にいる人同士でその場にいるかのようにコミュニケーションできる「空間自在ワークプレイスサービス」の提供を開始した。

テレワーク時代のコミュニケーションに

 自宅やオフィス、東京駅などの拠点間をオンラインで接続。4K相当の高画質映像を大画面に表示し、発言者と同じ位置から音が聞こえる音響システムを用意することで臨場感を実現している。

 これにより、同じ会社のメンバーややりとりする企業など、相手がどこにいても同じ場所にいるかのようなコミュニケーションが可能になる。テレワークの普及により、働き方の多様化が進む一方で顕在化する、コミュニケーションの減少や濃度の低下、双方向のやりとりの困難さの解消を狙う。

オフィスでも駅チカビルでも

 東京駅などアクセスに便利な拠点で利用できる「空間自在ワークプレイス」とオフィスなど専有場所で利用できる「空間自在コネクター」の2種類のプランが用意されており、利用形態に合わせて選べる。

 空間自在ワークプレイスの開始当初の展開エリアは、東京では「STATION DESK 東京 premium」「サピアタワー(ステーションコンファレンス東京)」「TokyoYard Building 9階」の3カ所。神奈川県では「JR横浜タワー(STATION SWITCH 横浜)」、大阪府では「大阪梅田ツインタワーズ・ノース 26階貸会議室」となっている。

 空間自在ワークプレイスの利用料金は「ライトプラン」が4時間につき3万3000円。「レギュラープラン」が8時間につき5万5000円。いずれも1アカウントごとの料金で利用上限時間に達した場合は110円単位でチャージできるという。

アイレット(左)と伊藤忠テクノソリューションズ(右)での利用の様子

 空間自在コネクターは、必要な機材をオフィス内に設置することで利用できる。基本料金は月額55万円。初回の設定手数料は11万円となる。設置する場所単位での契約となりネットワーク回線は既存の設備のほか、専用回線の提供も可能という。

 空間自在ワークプレイスと空間自在コネクターは今後、両プラン間での接続機能も予定されている。

空間自在ワークプレイスの展開エリア
エリア拠点名アクセス開業日
東京STATION DESK 東京 premium東京駅八重洲中央口
徒歩約1分
2022年11月10日
サピアタワー(ステーションコンファレンス東京)東京駅日本橋口直結2022年11月下旬 (予定)
高輪TokyoYard Building 9階高輪ゲートウェイ駅
徒歩約6分
2022年10月26日
横浜JR横浜タワー(STATION SWITCH 横浜)横浜駅北口改札 徒歩約1分2022年11月下旬 (予定)
大阪大阪梅田ツインタワーズ・ノース26階貸会議室大阪駅御堂筋南口 徒歩約5分/阪急大阪梅田駅3階改札口徒歩約5分2022年10月26日