MediaTek、5Gスマホ向けの新チップセット「Dimensity 1080」

　台湾のMediaTek（メディアテック）は、5Gスマートフォン向けのチップセットとして「Dimensity 1080」を発表した。「Dimensity 1080」を搭載するスマートフォンは、2022年の第4四半期に発売される予定となっている。

　6nmプロセスの「Dimensity 1080」は、先代の「Dimensity 920」と比較して、パフォーマンスやカメラ機能などが向上した。ミドルレンジのチップセットとして提供される。

　オクタコアのCPUに、最大2.6GHzで動作するCPUコア「Arm Cortex-A78」を2基搭載する。GPUは「Arm Mali-G68」。

　200MP（2億画素）のメインカメラと、MediaTekのImagiq画像信号プロセッサー（ISP）に対応。また、最大4Kの解像度のビデオを処理可能なハードウェアアクセラレーションによるHDRビデオ録画エンジンが統合され、ユーザーの動画撮影をサポートする。

　ゲーム向けの機能として、HyperEngine 3.0ゲーミング拡張機能を搭載する。また、チップセットに統合されたAI処理ユニット3.0（APU 3.0）により、電力効率が最適化される。

　5G通信はSub6、Wi-FiはWi-Fi 6接続をサポートする。