ドコモから「arrows N F-51C」、本体の67％に再生部品で環境負荷を低減

　NTTドコモは、Androidスマートフォン「arrows N F-51C」を2023年2月以降に発売する。価格は現時点で未定。

　arrows N F-51Cは、FCNT製のAndroidスマートフォン。バッテリーなど電子部品を除いた本体外装やフレームといった部品のうち67％に再生プラスチックや再生アルミが採用されており、環境性能の高さが特長。環境保護やサステナビリティなどSDGs関連に関心の高いユーザー層へアピールする。

　純正アクセサリーとしても、リサイクル素材100％使用の「エコクリアハイブリッドケース」や「エコレザーフリップケース」が用意され、パッケージにも紙素材を使うことでプラスチックを削減している。

パッケージ

エコレザーフリップケース

　このほか、2023年5月31日までにドコモオンラインショップで同機種を購入すると、機種代金のうち1％が世界自然保護基金ジャパン（WWF ジャパン）に寄付される。

　カラーバリエーションにはフォグホワイト、フォレストブラックに加えてドコモオンラインショップ限定カラーとしてブラッシュネイビーが用意される。

　本体のバッテリーは、arrowsシリーズで最大の4600mAh。バッテリーの長寿命化技術により4年後にも購入時のバッテリーライフを実現するとしており、電池の劣化状況や寿命予測を表示する機能も備える。

　また、顔認証（マスク対応）と指紋認証を同時に利用できる多要素認証に対応しており、決済アプリなどをよりセキュアな環境で利用できる。加えて、自宅や会社に行くと指定したアプリを非表示にできる「プライバシーモード」はWi-Fiへの接続などをトリガーとして自動で起動できる。

　Androidのバージョンアップは最大で3回、セキュリティアップデートは4年間を保証する。

　6.24インチのディスプレイを搭載。アウトカメラは約5030万画素の広角レンズ（Dual PDAF対応）と約810万画素の超広角レンズの2眼構成。センサーサイズは「arrows NX9」比で1.65倍大型化した。「Photoshop Expressモード」によりシャッターを押すだけで鮮やかな写真を撮影でき、RAW形式で撮影することで色調整などの加工も自由にできる。

　インカメラは約1240万画素のシングルレンズ。

主なスペック

　ディスプレイサイズは6.24インチ（FHD＋、OLED）。8GBのメモリーと128GBのストレージを備えている。チップセットは、クアルコム製の「Snapdragon 695」。

　アウトカメラは約5030万画素の広角レンズ（Dual PDAF対応）と約810万画素の超広角レンズの2眼構成。インカメラは約1240万画素のシングルレンズ。

　SIMカードはnanoSIMとeSIMの両方に対応する。Wi-Fiは、IEEE802/11a/b/g/n/acに対応。FeliCaとNFCを備え、Bluetoothバージョンは5.1をサポートする。

　カラーバリエーションはフォグホワイト、フォレストブラック、ブラッシュネイビーの3色展開。バッテリー容量は4600mAh。本体の大きさは約155×72×8.6mm。IPX5/8、IPX6相当の防水防塵機能を備えており、23項目のMIL-STD規格に準拠。丸洗いやアルコール除菌にも対応する。

【追記 2022/10/6 11:49】
　カメラ性能やプライバシーモードなどについて一部追記しました。